プリニウス 12 (バンチコミックス)

  • 新潮社 (2023年7月7日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ) / ISBN・EAN: 9784107726209

作品紹介・あらすじ

皇帝ネロの非業の死により混迷を極めたローマ帝国も、ウェスパシアヌス帝によって、ようやく安定がもたらされる。畢生の大作にして世界史的名著『博物誌』の完成を急ぐプリニウスは、ローマ艦隊の司令官に命ぜられ、「運命の地」へ。そして迎えたA.D.79年。ついにウェスウィウス火山が噴火、火砕流がポンペイの街を襲う。はたしてプリニウス一行の運命は――。連載スタートから10年。魅惑の古代ローマを描く歴史伝奇ロマン、堂々完結!

感想・レビュー・書評

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  • プリニウス完結!!
    フェリクスさん好きだな~。そして忘れかかっていた船のあの子が登場してくれてよかった!

    巻末のマリさんととりさんの対談。
    お互いはっきり意見を述べるタイプのようなので、毎回読みながらヒヤヒヤしてしていた。
    プロだからこそ、相手に否定されたり直されたりしたら1話で喧嘩別れになりそうなものの10年続いたのはすごい。合作の大変さがよくわかった。

  • 10年の時を経て完結。歴史に記録されているところは押さえた上で二人の作者による調査と空想による壮大な物語。暴君ネロは実は精神的に虚弱という設定、歴史的な記録がよくわからないプリニウスを好奇心旺盛なお方として描き、諸国漫遊とを上手く対比させての構成もよかったです。作画も素晴らしく古代ローマに一時連れて行っていただいているかのようでした。楽しく読めました。

  • 「今までの登場人物大集合」なラストが大好きな自分なので、この最終巻も好き。「いろいろな奴ら」も集う見開きがたまらない。

    ネロの物語であり、プリニウスの物語も完結。知性を求め、世界を見たプリニウス、最期はあんな気持ちになるのか。

  • すごく普通に終わりました。ポンペイやヘラクラネウムの街や家の様子、店先のかまどなど、きっちり調べて描いてあるのがわかる。

  • 完結。壮大な物語だった。時代背景を十分に加味した風景描写が素晴らしく、しばし見とれてしまうこともしばしばだった。

  • ちびちびと本屋で見つけては買ってというスローペースで読み進めてきたプリニウス全12巻をようやく読了。

    全方位的なpassionate observerであるプリニウスを主人公にしたマンガ。10年越しで完結させた著者らに敬意を表したい。

  • 初版2023年7月15日

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