愛と死 (新潮CD)

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  • / ISBN・EAN: 9784108300712

感想・レビュー・書評

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  • 武者小路さんって感じがやはりよい。いまも昔も悩みどころは一緒なんだよなー。

  • 確か、高校生のときに著者の名前のカッコいいと感じ、高校の図書館で文庫本の小説を借りて一度読んだように思います。後、「友情」もかな。30年近く経て、このオーディオブックで聴いてみましたが、全く内容を覚えていませんでしたね。こんな話だったのかあという感じでした。俳優 寺田農さんの朗読で聴くといいですね。聴くごとに作品の理解が深まったり、見方が変わったり。この作品は最初に題名”愛と死”というテーマを決めて、当時大流行したスペイン風邪を絡めて物語を描いていったのだろうかなどと考えたりしました。手紙のやりとりというタイムラグのあるコミュニケーション手段によって点と点が繋がり、人の感情が変わっていく様は現代の僕にとってはとても新鮮でした。後、作品解説に「その内部の声を平明率直に述べる口語文体は、二葉亭四迷より苦闘の末、開拓された原文一致体の結実といい得る。」とありました。なるほど確かに聴いていてほとんど違和感がありませんでした。文体の変遷もこの作品に現れているんですね。

  • 『友情』や『お目出たき人』と並ぶ、実篤の代表的な恋愛小説。死者は、神のように尊いのだから、生者が哀れんだり、慰めたりすることはできない。生者が死者を救うことは不可能なのだ。

  • 060128

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著者プロフィール

東京・麹町生れ。子爵家の末子。1910(明治43)年、志賀直哉らと「白樺」を創刊、「文壇の天窓」を開け放ったと称された。1918(大正7)年、宮崎県で「新しき村」のユートピア運動を実践、『幸福者』『友情』『人間万歳』等を著す。昭和初期には『井原西鶴』はじめ伝記を多作、欧米歴遊を機に美術論を執筆、自らも画を描きはじめる。戦後、一時公職追放となるが、『真理先生』で復帰後は、悠々たる脱俗の境地を貫いた。1951(昭和26)年、文化勲章受章。

「2023年 『馬鹿一』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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