三島由紀夫 最後の言葉 (新潮CD 講演)

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  • / ISBN・EAN: 9784108300910

感想・レビュー・書評

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  • 事件の1週間前の対談らしい。三島の「その後」を知った上でこれを聞くと非常に感慨深いものがある。相対主義による堕落を嫌悪し、絶対的なもの(封建or天皇)を志向する気持ちは分からないでもないが(「自民も共産も同じですからね」という台詞が印象的)、明治維新と敗戦を経験し、更には311を経験した無常観がベースとなっている日本人の心情に「絶対的なもの」を求めるのは無理があるような気がした。
    「(戦後生まれの)今の子供たちは全く理解できないね」といわれた世代も65歳。世代間ギャップはいつの世も同じだなと思わせる。

  • 091115

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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