小林秀雄講演: 宣長の学問/匂玉のかたち (第8巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 8巻)
- 新潮社 (2010年4月9日発売)
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感想 : 2件
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- / ISBN・EAN: 9784108302365
感想・レビュー・書評
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小林秀雄講演 第8巻―宣長の学問/匂玉のかたち [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 8巻)
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「理性で世の中は解釈できるし、征服したような気にもなれる。が、それはリアリズムなのか?」小林秀雄がここまで経験主義に立脚し、近代合理主義批判をしていたのは学生時代には気がつかなかった。
死後30年が経過し、技術や文明は発達した。物理科学は無論、社会科学のみならず、人文科学も発達している。が、小林秀雄にとっては、それらはすべて「科学」なんだろう。文化・芸術は科学では語れない。そこに本当のリアリズムがある。文芸批評家の真髄を目の当たりにした気がする。
「文学・芸術は娯楽じゃないんです」
「熟読・精読ってのは恋愛なんです」
が心に残る。
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