天才の精神病理: 科学的創造の秘密 (自然選書)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120004902

感想・レビュー・書評

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  • 病蹟学の観点から、ニュートン、ヴィトゲンシュタイン、ニールス・ボーアなどの研究人生を分析したもの。評者は心理学には不案内だけど、どのようなタイミングで精神的な危機が訪れたのかを知ることができたし、環境が大きく作用していることも窺えた。彼らほどの天才(そんな人は殆どいない)ではなくても、セルフ・コントロールの参考に資する内容だと思う。

  • 天才の精神病理―科学的創造の秘密 (自然選書)

  •  アイザック・ニュートン、ジグムント・フロイトなど、科学者のみを対象に天才と呼ばれた人々の精神病理を解説した本。買った癖に1年近く読まずに放置していました。人物ごとにまとめてあるので読みやすいです。欲を言えば全員分の生涯年表を表記してほしかった。
    個人的に、フロイトはなんでも性的衝動につなげて物事を考えているようなイメージがあって、今まで避けて通っていましたが、これを読む限りではそんなに嫌いな人物ではないかもしれない。
     ちなみにビニールカバー付きで販売されていたので、お風呂に入る時に一人分ずつ読んでいます。濡れてもへっちゃら!

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著者プロフィール

1932年生まれ。日本の医学者、精神科医。専門は精神病理学。1955年に東京大学医学部医学科卒業。1961年、同大学で医学博士号を所得[3]。1963年から1966年、西ドイツのミュンスター大学病院神経科に留学。1975年に東京大学医学部講師となり、1983年から1997年まで新潟大学医学部で精神医学講座の教授を務めた。2013年没。主な著書は、『精神医学論文集』金剛出版、『天才の精神病理』中央公論社、『躁うつ病』国際医書出版、『講座・精神の科学』岩波書店など。

「2023年 『フロイト著作集第5巻 性欲論/症例研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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