今夜は眠れない

著者 :
  • 中央公論社
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本棚登録 : 171
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120020919

作品紹介・あらすじ

ある日突然、放浪の相場師と呼ばれた男から母に五億円が遺贈され、一家はばらばらに。僕の生まれは…、男の意図は…。家族の絆を取り戻すためサッカー少年の僕は真相を探りに乗り出した-。さわやかな長篇ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • そこに彼の存在は考慮されていたんだろうかということを考えてしまう。
    考えに考えて、考え抜いた末の計画だったのかもしれないけど、彼の存在はどういう位置づけだったのだろうかと。
    自分たちにくっついてくるもの、としか考えられていなかったのだとしたら悲しい。
    誰よりも影響を受け、誰よりも振り回されたのは彼なのに。

  • こんな幸せなミステリーを読んだのは初めてかもしれない。…いや、あんまり読まないジャンルってのもあるので。前半の悪意に気持ちが潰されそうになりつつも、コミカルな筆致助けられ、幸せな謎解きに導かれる…素敵な読後感でした。

  • 2003.7図書館で借りて読了。

  • 今までに読んだ作者の作品(長編)の中で一番読みやすかったです。ジュブナイルっぽい雰囲気で、ミステリとしては物足りなさを感じました。でも、作者の描く聡明で善良な少年は、こういう作品には合っているように思います。

  • テキサス州オースティン市のブッククロッサーに送っていただきました。元々は2008年に東京のashuteikenjiさんによって登録された本ですが、どうやら間違ったタイトルで登録されたみたいで、残念ながら元の登録者以外は訂正をする事ができません。。。
    http://www.bookcrossing.com/journal/5832166/

    宮部みゆき氏の作品を読むのはこれが初めて。本音を言うと、第一冊はやっぱり彼女のもっと読み応えのある作品を読みたかったのだけど、これはこれでなかなか面白かったです。主人公が中学一年生で、話自体はソフトではあるし、無理やりな展開と思われる部分も無きにしもあらずではあるけれど、子供の冒険とひねりの効いたエピソードで、楽しく読みました。大久保清事件は実際にあった事件なので、ポセイドンの恩寵の話もある程度は実話かと思ったのですが、そうではないみたいですね。

  • 1998年6月30日読了。

  • 宮部さんの少年シリーズ(と私が勝手に呼んでいる)。1991年作。
    とても綺麗な作りで、あまり嫌な感じが表面に出てこない。
    マスコミネタになるような事件に巻き込まれたときの、身内の反応、近所の反応、世間の反応などは、後になればなるほどリアルに詳しく書き込まれるようになるが、このあたりではまださっくりと書かれているにとどまっている。
    放浪の株屋澤村の最後の大博打の話が、さわやかなファンタジーとして描かれていて、なんとなくさらっと読み流せてしまう。
    しかし、後でよくよく思い出してみれば、父親の緒方行雄という男は、そこまでするような男なのかという疑問が湧いてくる。若い頃から浮気ばかりして、そのくせ自分を棚に上げて妻を疑いなじるなんて、それだけで愛想を尽かしてもおかしくないと思う。ちょっと取り乱したくらいで許せるなんて、なんだか信じられないと思ってしまった。ずっとぎくしゃくしてきた夫婦なのになあ。
    まあ、そこが一世一代の大博打、ということなのかもしれない。
    それにしても島崎くんはすごい。スーパー中学生である。

  • 図書館で借りて読んだ本。
    おもしろい!引き込まれるお話。

  • 棚ぼたで五億円が転がりこんできた話。

  • 中学生が自分の出生を探るお話、ストーリー展開が巧みで一気に読ませる。別荘地を間違え現地で関係者との電話のやりとりをするくだりでは、あぁ携帯が広まっていない時(1996出版)はこうだったのかとつい数年前なのに隔世の感を味わう。

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