悪党の裔

  • 中央公論社 (1992年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784120021671

感想・レビュー・書評

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  • 遂にこのときが来ました!
    北方謙三さん初読でございます

    北方謙三さんといえば自分の中ではハードボイルドの人で、かっこいい大人を代表する人でした
    著作は読んだことなかったんですが、表に出てくる言動や佇まいがそう感じさせていたのだと思います
    そしてなぜか自分の中で北方謙三さんは小説家として認識されておらず、故に作品を読もうとしてなかったのだと思います

    しかし歴史は動きました!
    しかもハードボイルドの人って思ってたくせに初読は歴史小説ときた
    きっかけは今村翔吾さんのエッセイでこの『悪党の裔』を好きな本として挙げていたからでした

    そして読んでみて思ったのは、しっかりハードボイルドだったなぁです

    武骨な文体がかなり好みで、これきっとハマるわ、まずいなこれと思いました
    『水滸伝』とか大長編にハマったらまずいなこれと思いました

    ハードボイルドってね白黒の世界なんですよね(伝わる?)
    そして本作も白黒で、かっこいい男たちがたくさん登場してきます
    だからハードボイルドなんですよ

    もう何冊か読んでみて、やっぱ好きやねんって思えたら『水滸伝』行ってみようかなぁ…

    謙三アニキの世界にハマってみてもいいかなぁと思えた一冊でした

    • ひまわりめろんさん
      やっぱり!
      面白そうな匂いがぷんぷんしてたんですよね
      そもそも『水滸伝』好きなんで謙三アニキどんな脚色を加えてくれてるのか今から楽しみです(...
      やっぱり!
      面白そうな匂いがぷんぷんしてたんですよね
      そもそも『水滸伝』好きなんで謙三アニキどんな脚色を加えてくれてるのか今から楽しみです(読むこと決定)

      ただその前に何冊か読もうと思っているので
      まずはクマさん絶賛の『独り群せず』の前のお話の『杖下に死す』から突撃してみようと思っておりますよ!
      2023/04/07
    • kuma0504さん
      ひまわりめろんさん、
      決して後悔はさせません!
      いや、実はおそらく後悔して途中退場したっぽい方(マリモさん)もおられるのですが、
      漢(おとこ...
      ひまわりめろんさん、
      決して後悔はさせません!
      いや、実はおそらく後悔して途中退場したっぽい方(マリモさん)もおられるのですが、
      漢(おとこ)たるひまわりめろんさんなら大丈夫!

      「杖下に死す」なんて、見事な剣豪小説なのに、見事な歴史小説。その融合を可能にするのは、「革命」という概念であり「漢」という概念です。それをこれら日本を舞台にした小説を踏み台にして全面的に展開したのが、北方「水滸伝」です。

      実は最初期のブックリストに「北方水滸伝のすすめ」を書きました。200字以内でまとめた、私としては出来過ぎの推薦文となっています。私自体は地獄の様な長編シリーズに人を引き込もうとしてるという自覚はあるので「それを読め」ということはせずに、ここに書き写そうと思います。実は水滸伝シリーズは終わりましたが、このシリーズとて、「楊家将」から始まる「吹毛剣シリーズ」のひとつに過ぎない。それは「チンギス紀」につながっており、これがもう直ぐ終われば、文庫本月発行がおそらく今年の終わりくらいから始まると思えるので、5年ぶりに北方謙三連続レビューが始まることになります。私もまた地獄を巡る覚悟です。

      では、「北方水滸伝のすすめ」です。

      前人未踏。北方水滸伝全51巻。

      生きるとは何か。死ぬとは何か。
      漢(おとこ)とは何か。志とは何か。
      世界とは何か。
      人は何のために生きて死ぬのか。

      貴方にとっての答えは此処には無いけど
      無数の登場人物にとっての答えは此処にある。
      「水滸伝」全19巻
      「楊令伝」全15巻
      「岳飛伝」全17巻
      お勧めです。

      2023/04/07
    • ひまわりめろんさん
      うひょー
      なんか熱いっす
      クマさんをここまで熱くさせる物語って!
      うーん、もう期待度マックスっす!
      楽しみすぎるけどもうちょい寝かせますw
      うひょー
      なんか熱いっす
      クマさんをここまで熱くさせる物語って!
      うーん、もう期待度マックスっす!
      楽しみすぎるけどもうちょい寝かせますw
      2023/04/07
  • 播磨の悪党の首魁には大きすぎる夢だった。おのが手で天下を決したい
    -楠木正成と出会った日から、大望が胸に宿った。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。
    倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。寡兵を率いて敗北を知らず、建武動乱の行方を決した男-赤松円心則村を通して描く懇親の太平記!


    赤松氏といえば、嘉吉の乱の赤松満祐・赤松教康父子しか覚えていませんでしたので、
    赤松則村の存在は今まで知りませんでした。
    ですが、読めば読むほど、知れば知るほど面白く興味深い人物です。
    北条氏による執権政治が終わりを告げつつあるころ、京都の六波羅探題を相手に、得意の野伏り戦を展開し、これを撃退した一族です。
    生き様が魅力的。
    この時代には「足利尊氏」「後醍醐天皇」「新田義貞」「楠木正成」「北畠顕家」などが主な人物がいますが、その中の1人として、確固たる実績をあげながらも後世の知名度が低いのが赤松円心則村です。

    その分を加味してもなお、魅力的な人物です。
    特に、楠木正成との関係が素敵でした。
    この時代も面白いですね。

  • 九州などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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