廃都 (上)

  • 中央公論社 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (508ページ) / ISBN・EAN: 9784120025334

感想・レビュー・書評

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  • 中国の人が日本の小説を読むと、この作家はなんと細かいことを描写しているのかという感想を多くの人が持つという。

    そして来日して日本社会を観察すると細かいことを気にするのはある特定の作家ではなく、社会全体が色々気遣いあい、気に障らないように注意し、目立たないように生きている人々で構成されていることに気付くという。

    この小説は経済成長、社会変革の様を西安と思われる都市を舞台に一人の作家の恋愛ともろもろの知識人、労働者、市民、劇場関係者、出版関係者などとの付き合いを軸に描いている。とても中国的な小説である。問題が起これば誰に頼むか、誰と食べるかが重要で、筋よりメンツ、理想より現実。党の判断には逆らえないなどの様々な中国が見えてくる。

    中国版百年の孤独ともいえる小説である。本当にいろいろ盛りだくさん。
    百年の孤独より読みやすいのも良い。

  • 「高級ジャスミンティーを飲み続けると、肌から良い香りがしてくる」と聞いて、この本に出てくる女性の様になれるのかしらと、一時期中国茶に凝った。
    飛行機で隣だった中国人男性に、この本の話をしたら、「発禁本を読んだのか?!」と、大層驚かれて、恥ずかしい思いをした。それにしても、主人公の男性、そんなに魅力的かなぁ?

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