充たされざる者〈上〉

制作 : Kazuo Ishiguro  古賀林 幸 
  • 中央公論社
3.55
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本棚登録 : 84
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120027048

感想・レビュー・書評

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  • 音楽家のライダー氏が、長旅を終え、夜間ホテルにチェックインするところから物語は始まる。フロント係、ホテルの支配人、ポーターと出会い、それぞれの話し相手をするなどし、また出かけなければならなかったりと落ち着かない。
    読み進めていくとポーターは、嫁さんらしいゾフィーの父で有り、息子らしいボリスのおじいちゃんみたい。
    なかなか、人物の相関関係が見えてこない中、新しい人物が次々に登場して、全体の流れもおかしくなってくる。
    ライダー氏は、いったい何者か?という根本的なことまで怪しくなる展開。
    上巻は、意味がよく分からないまま突如幕を閉じた。
    次は、下巻をゆっくり読むか。

著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

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