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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784120027079
感想・レビュー・書評
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明治維新史観によって消し去られた重要な史実を膨大な資料を読み解き、著した幕末徳川官僚の外交政策です。
安政5年(1858)7月9日、水野忠徳、永井尚志、井上清直、堀利熙、岩瀬忠震の五人が、初代外国奉行に任じられた、からこの物語は始まりました。
まえがきにありますが、
日本列島はユーラシア大陸の東端海上にあり、産業革命に発した資本主義、帝国主義の「西方東漸」する最終地点にあったから、途中のインド、中国が結果的には、日本の楯になってくれた僥倖も確かにあった。
当時日本を武力で侵略しようとする意図は四国(イギリス・アメリカ・ロシア・オランダ)になかったこと、今日明らかであるが、仮にインドや中国のように、その国の政権が分裂したり、腐朽していて、つけ入る隙があったならば、一国がちょっかいを出し、他国がそれに対抗して、日本の一部を占拠、国内に混乱を生じる危険は十分あったのである。
日本が「植民地化」をまぬがれたのは、僥倖もあるが、当時の政権徳川幕府に、十二代家慶、十三代家定、二人の将軍の絶対的信頼を得ていたる老中首座阿倍正弘があり、その周りには老中牧野忠雅、堀田正睦、奉行目付職に冒頭の五人の他、筒井政憲、川路聖謨、大久保忠寛等、人物・識見・能力ともに衆に勝れた幕臣がそろっていたからである。
というようなことですが、徳川の素法である「鎖国」を解くにいたる葛藤、欧米諸国外交官とのタフなナゴシエイト、それは、当時のお互いの国に史料としてしっつかりと残存しているのです。
徳川幕臣は、ただたんに徳川幕府の延命を図るという意識を超え、日本という国を未来永劫優れた「社稷」として残していかなけらばならないとの強い信念があったからなのです。
浅学菲才な私としては、優秀な徳川官僚が詠んだ「漢詩」は難しくて飛ばし読みしましたが、小笠原諸島、対馬も日本国の領土として保全されたのも、優秀な徳川幕臣の徳川海軍の威嚇があったからなのです。
こんなことは、GHQの指令を未だに墨守する文部官僚の下では陽の目を見ることはないのです(涙)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
屏風奉行な水野筑後守忠徳をはじめ、ハリスとココロノトモ井上清直、待ちぼうけくらって怒ったり感情がストレートな堀織部正利煕、岩瀬忠震、面倒見がいい永井尚志など5人の外国奉行から安政年間を見る本。
やや5人に感情移入しているために客観的に見れていないようなそんな面もあるけれどわかりやすいです。
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