すぐれた組織の意思決定: 組織をいかす戦略と政策

著者 :
  • 中央公論新社
3.60
  • (3)
  • (0)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120028915

作品紹介・あらすじ

企業の意思決定は停滞し危機に瀕している。その一方で、企業戦略から日々の業務に至るまで、スピーディーで合理的な意思決定がますます強く求められている。われわれは組織の中でどのように意思決定しているのか?すぐれた組織の意思決定とはなにか?合理的で質の高い意思決定を実現するにはどうすればよいかを理論的に明示する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴミ箱モデルや社会的手抜きなど組織ならではの意思決定理論がよくまとまった名著です。

  • 組織は意思決定が重要。
    と思わせるつくり。
    様々な因子があるがこれも認識するかしないかと感じる。

  • 先輩の勧めで読んだ。本当はじっくり読みたかったのだが、あまりに時間がなく、更に母校の図書館で借りちまった上、返却リミットが来てしまったため、さらりとしか読めてない。絶版とのことなので、マーケットプレースで発注。

    以下、一部引用

    ■『みずから最初の意思決定を覆すことは、最初の判断が誤りであったことを公に認めることである。無能と言われるよりは、コミットし続けることによって、自己の面子を保つことを選ぶ場合もある。
    ... 組織内に敵が存在する場合には、間違いを認めることは致命的かもしれないという恐れもある。』
    ■このような印象操作を防ぐにはどうしたらよいのだろうか。それには、印象操作を超えて「すぐれた意思決定」を行うことを積極的に評価する報酬システムや共有された価値という意味での文化を、組織内に作る必要がある。

    非常に勉強になった。なんでこの良書が絶版なんやろう?

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1958年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は、意思決定・交渉論と医療政策。東京大学法学部卒業、富士銀行(現在のみずほ銀行)、元厚生省勤務の後、ハーバード大学行政大学院で学び、シカゴ大学経営大学院でPh.D取得。シカゴ大学経営大学院助教授やスタンフォード大学研究員などを経て、2001年より現職。そのほか、株式会社キングジム社外取締役、厚生労働省中央社会保険医療協議会委員など。著書に『すぐれた意思決定』(中公文庫)、『意思決定トレーニング』(ちくま新書)、『人生が輝く選択力』(中公新書ラクレ)、『サバイバル決断術』(NHK出版)などがある。

「2018年 『交渉学が君たちの人生を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

印南一路の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×