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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784120030161
感想・レビュー・書評
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南北朝の影響で、どっちに味方したかで、時代によって評価は色々。今は、良い方。出生不明。伊賀と関連がとか怪しい。戦術家であるとも言われ・・・謎が謎をよんで面白い!!
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逃げ若関連。
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河内の悪党として商いに精を出していたが、悪党の生きる道を切り開くために大塔宮を担いで日本の姿を刷新しようとした。この試みは足利尊氏の参入により失敗に終わるが、敵の足利尊氏も一目置いた楠木正成の人間性には心を打たれた。
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鎌倉幕府の支配力の弱い近畿地方において、反体制の新興武士団の棟梁、悪党として生まれた楠木正成。
悪党としての正成が大塔宮と武士の支配するかとない、理想の帝の天下を志すも、建武の新政にて後醍醐天皇に絶望するも、帝に殉ずる覚悟にて、闘いを続けていく。
戦闘シーンよりも、人間としての楠木正成の内面をよく描写しており、すごく面白い。 -
★2014年5月19日読了『楠木正成』北方謙三著 評価B+
一時軍国主義だった時代に、忠君の象徴として祭り上げられた楠木正成と聞いていたが、それとは全く別のイメージを小説に仕立てあげた作品。典型的な遠大な夢を男として描く北方節で染め上げられている。
ただの小心者で、商いに通じていた河内の悪党であった正成が、次第に乱れた鎌倉北条氏の政事に倦み、時の帝の嫡子である大塔宮と意気投合して、武士倒し、世の中を変え、民の国を目指すために、倒幕に踏み切っていく。
しかし、帝を中心とした愚かな公家や側近たちは、正成と大塔宮の目指すところを全くわかろうともせず、倒幕あと一歩のところで、足利高氏が現れ、北条氏を倒してしまう。結局、武士の世の中は変わらず、帝は、自らの置かれている立場も理解しないまま、大塔宮を死に至らしめ、正成たちの夢はつゆと消えてしまう。
不思議に足利尊氏は、正成と語らい、その夢を理解しつつも、時代に流れから自らが武士の棟梁として、朝廷とことを構え、後に足利幕府を打ち立てていく。
正成、大塔宮、金王盛俊 赤松円心 足利尊氏 北畠顕家らがそれぞれ魅力的な人物として、自らの信じるところを目指してぶつかり合う、語り合うところがこの作品の大きな魅力であり、今までと違う正成像、尊氏像を提示しているところが新鮮である。 -
北方謙三の本では初。男しか出てこない漢の話。南北朝直前の時期で、北条氏の支配の終わりから建武の新政まで。足利尊氏を源氏の棟梁として漢として、魅力あふれる人物で描かれているのが、他のこの時代を扱っている小説とは違ったところ。もちろん主人公は楠木正成だが、彼も尊氏に好感を抱く。
しかし尊氏は本のわき役で、話しの三分の二以上は楠木正成と大塔の宮の話。
建武の新政の劣悪ぶりは間接的に描かれているので、その中で失望する正成や奮闘する北畠顕家がその分引き立っているように感じた。とてもうまい表現方法だと思った。
とても面白いので星五つ。 -
武士でもなく公家でもなく「悪党」として生きた男の物語。時代により正成の評価が左右されることと併せて、改めて正義に客観性などなく、己の信じたものを堅持するしかないのだと思った。
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北方さんの歴史小説は初めて。面白かったです。
闘うことの意義を悪党の生きる社会を作ることとする。自己の武器を最大限活かして闘うさま。世の中を大局的にとらえる分析力。大将としての思い切り良い判断と、人格。
主人公がヒーローとして描かれており、キモチイイ読み物でした。 -
九州などを舞台とした作品です。
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室町時代入門にぴったり
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道誉なりの前あたりに読んだ。歴史上の人物で一番暖かいなあと思えそうな人物…だったらいいなあ(希望か)
道誉なりもそうだけど、北方氏は読みやすい。
歴史に翻弄されるってこの方のことじゃないかしら。
私は正成の生き様を見て、侍ってこういうものなのかな、とかうっすら分かったような分からないような。武士だよ。
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