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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120030390
作品紹介・あらすじ
異国のことばに耳をすませて、記憶の深層の風景を紡ぎ出す旅。自身の母国語ではない「日本語」にこだわり、「日本語」によって世界を捉え続ける気鋭の作家の最新エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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根を持たない人間の寂しさと、そんな人間が生き抜くために身に付けた嗅覚のようなものに何か感じるものがあった。
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菅啓次郎さんの本で、この本の中に収められている津軽の話を知った。さいはての青森を訪れた著者が、ほの暗いお堂のなかに所狭しと並ぶ地元の夭折者の写真と、その花嫁人形(若くして亡くなった人が寂しくないようにと、両親が娶わせる)の光景に出会う。
アメリカ国籍を持ち、英語を母国語としながら幼い頃からアジアで生活し、日本語で小説を書いている著者。その人が日本語で描き出しているその光景は、日本の最奥で光を放っているようで、どこか衝撃的な印象も。 -
・・・読み手としてイメージを先行し過ぎてしまった。
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