第一次世界大戦 上

  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120030864

作品紹介・あらすじ

パンドラの筺を開けたのは、一発の銃弾だった。毒ガス、機関銃、重砲、戦車、爆撃、泥沼の塹壕戦…「近代戦」というシステムが殺戮の世紀の扉を開く。

感想・レビュー・書評

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  • 10年前に買ったきり積まれていたのを読んだ。読むべき本を選定できてない10年前のおれアホやなと思った。この密度,軍事史好きな人にはたまらないのだろうが,社会史とかの視点がまるでないのでトータルで戦争のこと知りたい人には不向き。

  • 戦争
    歴史

  • リデル・ハートの渾身の大作と呼べる作品だが、第一次世界大戦は日本人にはなじみが薄いので、知らない地名なども多く読むのには苦労した。良作だと思う。

  •  読み終わるのとても困難な本だった。本書は、イギリスの著名な軍事評論家・戦略思想家であり、これを読めば第1次世界大戦のすべてがわかることを期待して読み始めたが、なかなか難しいものであることが分かった。
     まず、登場する人物の多さである。ヨーロッパ全域にまたがった戦争であるだけに、ヨーロッパ各国の政治指導者・軍事指導者が輩出する。その殆どは馴染みがない人物である。読んでいて思わず、こいつは誰だっけ?と、ページをめくり返すこともしばしばである。
     そして、ヨーロッパ諸国の歴史である。当時のヨーロッパと現在のヨーロッパは国名も違えば、国境線も違っている。要は、ヨーロッパの歴史へのある程度の理解がなければ、読みこなせない本であるのだろう。
     それでも、第1次大戦が「恐怖・飢え・誇り」によって起こった程度のことは何となく理解できた気がする。また、現代の戦争(総力戦)がこの戦争からはじまったことも、その詳細な軍事展開の記載によってわかった。軍事マニアも満足するような詳細さである。
     本書を理解するには、軍事だけでなくもっと多くのヨーロッパの歴史書を読み込まなければならないと思うが、チャレンジとして本書の「下巻」に挑戦はしてみるつもりである。

  • 643夜

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