西の善き魔女 1 旅立ちの巻

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120032059

作品紹介・あらすじ

大切なものを守れるのは自分しかいないんだ。母の形見の首飾りから始まった荒野の少女フィリエルの旅。

感想・レビュー・書評

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  • 先日TV番組で某作家さんが紹介していたので読んでみた。
    予想以上の冒険活劇でおもしろかった。 
    女王が支配するグラール。主人公のフィリエルはグラールの田舎セラフィールドで育つ。父は偏屈な研究者で、弟子のルーンと天文台で暮らす。母はフィリエルが幼い時に亡くなった為、フィリエルはホーリーの旦那さんとおかみさんと共に少し離れたところで暮らしている。
    ある夜、領主館で開かれた舞踏会で次期女王候補のアデイルと兄ユーシスにであったことから、フィリエルの運命は大きく変わっていく。

  • 稀代のストーリーテラー、荻原規子先生の代表作。
    北の荒地セラフィールドに住む少女フィリエルが、自身の出自を知り、幼馴染の少年ルーンと共に、次第に王国の権謀と世界の秘密に巻き込まれていく…というストーリー。
    小学生の時に図書館で借りてから何十回となく読み返し、新書版も文庫版も買い揃え、それでもどうしても当時と同じハードカバー版が欲しくて、先日、ようやく手に入れました。
    ストーリーは頭に入っているし、新書版だって持っているのだけれど、やっぱり、表紙の装丁、ページの厚さ、一つの巻を読み終えるまでの時間、その全てが、私にはこのハードカバー版が一番しっくりきます。
    作中に登場する、王国では異端とされている「白雪姫」や「七匹の子ヤギ」などのおとぎ話や、冒頭にも出てくる不思議な歌。
    読み進めていくほどに、これがただのファンタジーではないことが分かる伏線が回収されていく瞬間に、また立ち会えるのが、今から楽しみでならない…

  • タイトルから予想していたのとは随分違う。(オズの魔法使いみたいな話を想像していたらしい。)多分、北欧に位置する架空の国。憧れの舞踏会に行く少女。何かを探す旅に出る話なんだろうって思っていたら、第二部でいきなり女子修道院に放り込まれる。いかにも女子校な生活描写にびっくり。展開が急すぎ。女子校に通ったことはないけれど、女の子同士のいかにもな様子が面白い。で、次の巻ではまた別の展開がありそうで楽しみ。

  •  セラフィールドの天文台で育った15歳のフィリエルは、幼い頃に亡くなった母のことをあまり知らない。そんなフィリエルは、女王生誕祝祭日に母の形見の首飾りを父からもらう。その首飾りをつけて、はじめての舞踏会に行ったフィリエルは思いがけず、自らの出生の秘密を知ることに・・・。

  • とっても良かった♪
    いっきに読んでしまった、いまのところ魔女らしきは出てこないけど。
    どうやらそういゆ事ではなかったようだ♪

  • ルッペルシュッツルツキン。何度も口に出して覚えた。中学の時の図書館で借りて読んだ。内容は覚えてないんだけどちょっとエッチ(キスシーンだったかな?)な描写があって、ドキドキした。

  •  前半は旅立ち編。
     後半は一転、学園モノ。
     閉鎖的な空間で、蔓延する暴力ではない戦い。
     萩原さんは「女の子」が好きなものがよくわかってらっしゃる。。。

     少女には選べる贅沢が必要。
     仕事も恋愛も。

  • 登場人物も地名もカタカナなので、外国の小説っぽい感じが漂っていた。 おしとやかなお嬢様だと思っていたアデイルが隠れ腐女子作家だったことにびっくり。あのはっちゃけぶり、嫌いじゃない。 フィリエルが父親のことを博士と呼ぶのを見て、アラレちゃんのことを思い出してしまった。

  • ファンタジーの王道という感じの小説。強くて自分の意思を曲げないフィリエルが素敵。たびたびルーンがいなくなってしまい、ルーンどうなるの?と心配になることが多く読んでて疲れた笑。

  • 最終巻に記載

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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