西の善き魔女 4 星の詩の巻

  • 中央公論新社 (2002年7月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784120032899

みんなの感想まとめ

勇気や友情、成長をテーマにした物語が展開されます。アデイルが東の国へ向かう外伝では、彼女の弱さを理解しつつも強さを発揮する姿が描かれ、周囲のキャラクターとの関係性が深まります。特に、アデイルとヴィンセ...

感想・レビュー・書評

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  • 佐竹美保さんの挿絵の雰囲気で、本書を手に取りました。

    物語の不思議さと、絵の不思議さがよく合って、
    読み進む助けになります。

    いろいろな登場人物を掘り下げていくと、
    著者の方の理想の人間像がぼんやりと浮かんできます。

  • アデイルが東の国へと向かう、時系列としては、ユニコーンを得てユーシスやレアンドラと合流する前の外伝「銀の鳥プラチナの鳥」、本編後、賢者フィーリとの戦いを描く「真昼の星迷走」。フィリエル以外の女王候補も活躍している。
    前者はかなり面白い。アデイルの勇気や自分の弱さを分かっている強さ、賢さ、ひたむきさなど、とにかくアデイルが頑張っている。本編ではフィリエルが突っ走りすぎだったので若干大人しく見えたが、やはり血は争えないというか。バラッドを流布した理由も友達思いでよい。ユーシスはぽんこつ。
    後者は、なかなかにぶっとんでいるが、相変わらずフィリエルは世界〈ルーンであり、ルーンもフィリエルを大切に思っており、バードは自由であり、なかなか先が読めず面白かった。しかし、ハイライトはレアンドラでは。強いレアンドラの過去や悩みが見えて、魅力が増した気がする。

  • アデイルの外伝好き。おっとりしてとろい彼女が周りのためにがんばる姿や、ヴィンセントとの友情もすごくよかった。ティガのキャラもよかった。本当に彼が彼のお兄さんであればいいなあ。最後の最後までディー博士の消息がわかんなかったのは残念。バードなら調べればわかったかもしれないのに、どうしてフィリエルもルーンも聞かないのか。

  • いつまででも続編ができそうな話だった。

  • 外伝。アデイルが主人公の話と、本編の最終編。

  • 少し急展開?
    でも、まぁ終わったからいいのか。
    全体的に面白かった。

  • 第五部以降はなんで外伝なんだろう。
    アデイル達の話は普通に本編に差し挟んでおいて、真昼の星まで本筋にした方がすっきりして良かったのでは。もやっと残ってた詩の謎が、やっと回収されるのも最後の方だし。
    外伝、と言えるのは3巻の幼少時代の話だけかな。

    最後まで読んで見て、ファンタジーで中世ヨーロッパ的な世界観で生きてきたにしては、科学に対するフィリエルの飲み込みがよすぎる。
    ルーンにしたって、現状、火薬すら扱えないのに、バードらの説明は読者の知識基盤に寄りすぎてて作中人物に理解ができるレベルと思えない。

    もちろん全て理解はしてない、一般人には理解されえない、という描写だけれども、いかに女王候補といえども突然伝えられる事実であるのだし、知識の下地が皆無なのだから、実感がわかなすぎて受け入れられないと思うのだけども…。

    とはいえ、とても面白く読みました。まさかフィリエルが子育てまでするとは(笑)
    個人的にバードとレアンドラの株がストップ高。

  •   外伝2編。最初の話は、アデイルが主人公。ルーンに似た若者ティガが登場。

  •  外伝が2編収められた本である。そのうち最初のものはアデイルが主人公だ。お姫様らしかった彼女にも大冒険があったことが分かり、なかなか痛快である。
     2編目はついに最終的な結末が語られる。これもなかなか良い。
     ずっと敬遠していたシリーズだったが、読み終えてみれば大変面白かった。お勧めする。

  • 男装して旅をする女性は訳ありである、というアイディアを、どこかで見たことがあるが、思い出せない。ファンタジーなのに、この世界とどこか地続きの側面があるのが違和感でもあり、面白さでもあった。

  • 実は三巻で本編は一応の完結となっているので、丸々外伝です。
    三巻の終わり辺りから、外伝がいつまで続くのか疑問に思い、そのまま終わってしまいました。
    これはまた……外伝だけど、面白かったからまあいいか、と思ってしまいました。

    個人的にはルーンがレアンドラに助けられるシーンが好き、二人とも闇の部分を持っているので、そういうキャラに惹かれます。

  • 長かった西の善き魔女シリーズがついに終わった…
    もっとフィリエルとルーンの恋事情を読んでいたかったから読み終わってみてなんだか寂しい感じがする。

    相変わらず奥手な二人に読んでいてこっちがむずむずした。
    あとやっぱりレアンドラは憎めない敵としてはすごくいいキャラだと思った。

    そして今回の話の一番の魅力はやっぱりアデイルとウ゛ィンセントの外伝話だと思う。
    二人の友情に思わず熱いものが込み上げたし、アデイルとティガの初々しさもたまらなかった。

  • アディルとヴィンセントが活躍する外伝二とフィリエルとルーンとバードが大活躍する外伝三が収録された完結巻。

    バードが出てくるとこの物語の世界観がどうもよく分からなくなるけど、魅力的な存在であることは疑いようもない。

    アディルの話も良かったけど、やっぱり私はフィリエルの方が好きみたい。落ち込みながらもいつもルーンのために一生懸命なフィリエルが。
    善き魔女というのは彼女にぴったりの言葉だ。

  • 2011年8月11日読了

    【外伝2 銀の鳥プラチナの鳥】
    もしかしたら、今までのストーリーで一番好きかもしれないエピソードだった。それはアデイルがどうとかヴィンセントがどうとかではなく、ティガがあまりにも私のドストライクだったから!\(^o^)/ ああいう前向きひたむきに生きていて、男らしい子が好きです。ルーンのツンっぽいのもいいし、ユーシスの超鈍感も悪くはないけどね…(笑)
    この話だけを読んでいるなら、アデイルとお似合いの2人だなぁとドキドキするんだけど、彼女にはユーシスがいることを思い出してちょっと凹むよね…(-_-;) あれだけいい雰囲気なのに勿体ない。でも、お互い自分に目的のある2人だからこそ、急速に近くなったのかもしれないけど。
    それとルセルがいい性格してて好きだったなぁ。というか、傭兵たちは気が良くて好きだった。彼らの出演が外伝だけってのが勿体ないよ!

    【外伝3 真昼の星迷走】
    外伝と銘打ってはいるものの、本当の完結編という感じだった。
    一応の謎は回収できてるし「これにて大団円!」って感じ。でも、女王候補のフィリエル・ディーとしての人生はこれからなので、まだまだ波乱万丈はありそうだけれども。
    フィリエルが助けてもらった2人組はセシリアとルセルだよね?お迎えがティガ。ちょこっとだけど出てきてくれて嬉しかった!
    逆にルーンはレアンドラ。彼女は同じ闇を抱える人間だったのね…と納得。それでもなお凛々しい彼女は素敵だった。レアンドラの喋り方は男らしくて好き!

    全部読んでみての感想は面白かった。面白かったけど、個人的にはこういうファンタジーにSF要素持ち込まれるのは非常に微妙な心持ちであることは記しておく。最後まできちんとしたファンタジーかと思ったら、フィリエルたちが「???」ってなる科学の話やフィーリやバードの正体などを出されて、読んでるこっちとしては「ファンタジーなのになぁ」と思った。いや、彼女たちの生活に科学が馴染んでいるならいいんだけど、そういうのに触れ合ってこない人たちに科学の問題持ち出すのは卑怯だろと…(-_-;)
    でも、女王候補3人がこのまま即位するのかすごく気になるところ。それにフィリエルとルーンの関係だけで終わってしまったので、せめてちょこっと彼らのその後が一言でもいいから欲しかったなぁ。歴史の一節みたいな書き方でもいいしね!

  • とうとう、とうとう最終巻!
    てかこれ自体外伝だったのか!読了後気付く!笑

    3巻での外伝で挫折しかけましたが、
    全巻読みきってだーい満足!です!
    ファンタジーが時々ぶっ飛んでるのと、
    少女っぽい要素が盛りだくさんなので
    読み切れるかなーって思ってたけど、
    そこはさすが、荻原規子さんでした。
    あ、でも男の子は読めないかもなあ。

    しかししかし、
    ここまで純粋にファンタジーだと気持ちいいなー
    どうやったらこんな世界頭の中で作り出せるんだろう
    世界がぶれないもんな、素敵だなー。
    登場人物でいちばん好きなのはティガです。
    アデイルとくっついちゃえばいいのになー笑

    まあ当分ファンタジーは読めない位に
    脳内は雅やかなカタカナでいっぱいです笑
    すごく現実的な本が読みたい笑

    いつまでたっても、
    ファンタジーを心から楽しんで読める人でいたいな。

  • 外伝が蛇足?そんなことない!と思ったひとりです。とっても楽しく読ませてもらいましたし、わたしはいらないお話だとは思いません。ファンタジーからSFっぽくなってしまったけど・・・。なかなか面白いですよ。続編がもっと見たい。荻原先生はいつも名残惜しくなるような終わりかたをしてくれますから(笑)読解力がないために???なところがあったのでまた今度、再読してみます。

  • 神話でなく現実を―私の力でつかんでみせる。
    変革と成長の物語。

  • 高校生の時に読んだものを再読しました。
    荻原さんのファンタジー、好きです。

  • 後日談は外伝扱いだけれど本編と考えていいと思う。
    世界が自立を始める話しとでも言えばいいか。
    個人的にはレアンドラが一番魅力的に見えたのだが。

  • 「外伝だから特に読まなくていいかな」と思っていた第4巻。そんな事はなかった! 前半はアデイルのエピソードが盛り上がっていて、彼女も綱渡りの如く頑張ったんだなぁと関心しました。ティガが格好良かったですね。そして最後はフィリエルとルーンの試練という名の展開には驚かされました。正直に言えば、このシリーズをもう少し読んでいたかったです。それくらいに好きでした。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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