高松宮同妃両殿下のグランド・ハネムーン

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120034947

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  • 1930年4月から417日、訪問国欧米24カ国、
    帝の弟君高松宮伝家と最期の将軍の孫娘である喜久子妃殿下の
    グランドハネムーン。

    侍女として随行した山木たけさん(って、フォークデュオふきのとうの山木さんの伯母上にあたる方なんですね)の持ち帰った
    ホテルのラベルが美しい。
    そしてこの山木さんは「本当のサーバント」として、
    そのラベルを誰かに見せるでもなく、
    当時の話をするでもなく、一生を終えたそうだ。

    旅のエピソードも楽しく読んだけど、山木たけさんの存在に
    魅かれた。

  • 一年半に及ぶ新婚旅行に随行した女性の日記と資料から再現されたグランド・ハネムーンの全貌。参考になったのは各地で外交官、商社員、留学中の音楽家などがお祝いに馳せ参じたりしている記録が残っていることだ。

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著者プロフィール

平野久美子 (ひらの・くみこ)
作家。東京都出身。学習院大学仏文科卒業。編集者を経て1990年代末より執筆活動へ。学生時代から各国、特にアジアを巡り、その体験を生かして多角的にアジアと日本の関係をテーマに作品を発表。台湾の日本統治時代に関心が深く、取材を続けている。主な著作に『淡淡有情』(小学館ノンフィクション大賞)『トオサンの桜』(小学館)『中国茶 風雅の裏側』(文春新書)『水の奇跡を呼んだ男』(産経新聞出版、農業農村工学会著作賞)『テレサ・テンが見た夢』(ちくま文庫)『台湾世界遺産級案内』(中央公論新社)など。日本文藝家協会会員、一般社団法人「台湾世界遺産登録応援会」顧問。

「2021年 『牡丹社事件 マブイの行方[増補版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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