トリアングル

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 129
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035357

感想・レビュー・書評

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  • 短歌が美しいです。
    30代独身女性は生き方がかっこいい。
    成功している場合に限るけど。

  • 三人の友人関係が織りなす話。新聞連載で読んだから、つながりきれてない部分も・・・もう一度読まないと。

  • 短歌+小説 と言う試みに星1つ足しました。きっと俵万智女史自身の不倫愛がひと段落ついてどうしても書かずにいられなかった物語なんじゃないかな〜などと勝手に想像したりして…自分と不倫相手とその妻 の △ではなく、あくまで自分を中心とした△なのがすごい(うらやましい…いやいや)不倫相手+自分+年下の恋人。性描写が結構あからさまで賛否両論あると思うけれどもこれくらいオンナ中心の恋愛があってもいいんじゃない!と思うのだ。

  • 2006年7月27日(木)、読了。

  • 短歌でお馴染み俵万智が手掛けた、初小説。これは読売新聞の夕刊に連載されていたのがきっかけで、読んでいた。なかなか読みやすい。年下の男と付き合いながらも、年上の男との不倫を続けていく主人公。だからと言って、三角関係なわけでもない、まさに「トリアングル」???全体に漂うおしゃれな雰囲気が、心地よい。作品中に登場する男性二人も、魅力的である。私は年上のM派だけれど。

  • 小説処女作とは思えないほど、いい。普通にうまい。使われてる言葉が全部ハマってる。
    そして、今の自分にしっくり合ってる。

  • 年上の妻子のある男性 Mと不倫関係を続けながら 7歳年下の彼 圭ちゃんとも関係を持つ33歳の女、薫里が語る自分の話。

    ――Mか圭ちゃんか――と、美佳は言うけれど、
    ――そもそも彼らは、椅子取りゲームをしているわけではない。
    ――椅子は二つあるのだ。
    ――しかも、だいぶ離れたところに、種類の違う椅子が。
    ――ついでに言えば、Mの妻と私も、
    ――椅子取りゲームの参加者ではないだろう。
    ――やはり、違う場所にある二つの椅子に、
    ――それぞれがおさまっているのだと思う。


    ゴシップには物凄く疎いので 俵万智さんが出産されたことさえ つい先日の新聞で知ったくらいなので、この作品についてのさまざまな噂を詳しくは知らない。だから 純粋に小説として読んでみることにして読み始めた。しかし、無性に腹が立って仕方がない。薫里はあまりにも私と異なる価値観の上に立ち過ぎていて 嫌悪感しか湧いてこない。薫里の8年越しの不倫相手であるM氏の人格も疑いたくなる。

    物語の合間合間に挟まれた短歌は もちろん俵万智作品である。既に読んだことのあるものもずいぶんあった。この小説はあくまでも小説であってノンフィクションではないということらしいのだが そうすると 挟み込まれた歌はどういうことになるのだろうか。
    フィクションとノンフィクションを混同されては著者にとっていい迷惑だろうことは充分承知しているが 百歩譲ったとしても 私には生理的に受け容れられない一冊である。

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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