別れの後の静かな午後

  • 中央公論新社 (2004年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784120035777

感想・レビュー・書評

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  • ドライで残酷な恋のお話。

    ディスカスの記憶、が好き。
    熱帯魚に固執する人物がよく登場するので、ちょっと熱帯魚の知識も学べるかも。

  • 短編を読み連ねる。そんな感じで読み終えた一冊。心地よい静けさというのでしょうか?

  • 自分の体調がいいからなのか
    読むほどに映像が、イメージが、浮かんでいき、装丁にあるような淡くて深い心地よい緑に包まれているようでした。
    そんな描写は一つもないのに。

    気持ちよかった。


    こんな短い短編でこんなにももってかれるかぁ

    やっぱうまいなぁ。    



    6つの話、どの始まりとどの別れを選びますか?

    僕には選べません。

  • 施設に置いてあった本。
    6つの短編からなる作品集。その中の別れの後の静かな午後が印象に残った。
    少し哀愁を漂わせるものになってると思います。

  • 静かな寂しさと、その中にある微かな暖かさを感じる作品。
    緩く、少しの回りくどさがある文体が、ありふれた男女の日常の中にある機微を粒立てている。

    旅先で日の出とともに目が覚めた時に感じる、ひんやりと心地よい空気感。そんな静かで暖かな短編集だった。

  • 2017.1.20
    「からっぽのバケツ」が好きです。
    この父親のようになりたい。

  • 好きだけど引きずらない軽さ

  • 4-12-003577-8 197p 2004・10・25 初版

  • 初めて付き合った恋人、初めて別れた恋人。

    亜希子は平凡な女性だったけれど、僕の人生に大きな幸福と底なしの孤独を教えてくれた。

    それから3年経って、再会した彼女は事故で意識がない状態だった。
    別れたあと、静寂の中をずっと漂っている彼女。
    過去のクロスワードの文字は、一文字ずつ、繋がって言葉になった。

    短編集。
    前半は超のりのりで読めた、が、後半だらだらしてしまい、
    時間かかりすぎて結局どの話も頭に残らなかったという(死
    でもなかなかいい。うおー!!って気合が入る)^o^(

  • 『別れの後の静かな午後』の中の
    整理整頓が好きな斎藤くんが割と好き。

    お話的には
    『ディスカスの記憶』が好きかなぁ。

    題名の響き的には
    『球運、北へ』が良いかな?

  • 短編が6作入っていて、どれも面白かった。外れがなかったという印象。表題作と空っぽのバケツが特にお気に入り。切ないけど温かい雰囲気が好きです。


    ただ、話はどれも素敵だったんだけど、登場人物の設定がどの作品も似たり寄ったりなのが気になった。仕事は編集かデザイン、出身地は北海道。話はいいのに登場人物の魅力が半減している気がした。三作目くらいから「え?また?」と思い出したので………。もうちょっといろんなカラーの登場人物が出ていれば面白かったと思う。まあ、北海道出身じゃなきゃ広がらない話もあったけどさ。もしかしてそういうコンセプトだったのかしら。

  • 君を想えば、別れすら愛おしくなる。

  • 今まで読んだ大崎さんの作品の中でいちばん好きかもしれない。
    装丁、タイトルもいい。

    この本は6つの物語の短編集。
    全体的に文章がきれいで静かな感じ。
    そして、ゆるい。
    このゆるい感じが余計、
    寂しさだとか、切なさを増す。
    この本は恋愛小説なんだろうけれど、
    恋愛の枠を越えているような気がする。

    表題作の「別れの後の静かな午後」の
    “失ってしまったもう二度と戻ることはできない時間や空間を思うことの痛み”
    が印象的だった。
    あと「空っぽのバケツ」では、失わないとわからない、気付かない想いがとても切なかった。
    そして父親の子どもや家族を思いやる温かさを感じた。

    それにしても大崎さんの物語に出てくる主人公は編集者ばかり…。
    なんでだろう、、、?

  • 男目線の短編小説

  • 恋愛小説短編集。

  • 短編集です!大崎さんらしいお話でした。切なくてゆるやかに流れるお話。最後の話がいちばんすきです!なかなかお勧めです(^◇^)

  • 短編集でした。
    あまり普段小説を読んでこなかったので的確な感想は書けないですけれど、個人的にこの人の比喩表現がとても気に入りました。
    最初の話がやっぱり印象的。バーの常連客の、「共通の友人をさがす」やりとりが、思わず感心してしまった。

  • この作家さんの淡々と静かな文章はとても好きだ。

  • たまたま知り合いが『今のあなたに読んで欲しい』と言って貸してもらいました。

    別れの後の静かな午後。この話とその時の私は驚く程設定が似ていたのもあってか泣いてしまいました。

    この作品に出会わなければ、今の私はもっと弱かったかもしれません。
    作品と出会えて考え方が変わりましたしかなり大きな影響を受けました。
    今後、付き合っている方と遠距離恋愛する予定にある方、もしくは既に遠距離恋愛中の方は一度ページをめくってみると良いと思います。
    ただその経験に遠い方が読むと入り方が違うかもなぁ…
    体験したから分かる。。

    いい作品です!
    ランプコントロールも今から読みます。楽しみです。

  • 「サッポロの光」「球運、北へ」「別れのあとの静かな午後」「空っぽのバケツ」「ディスカスの記憶」「悲しまない時計」
    の6編からなる短編集。

    おお、これよこれ!
    大崎さんの、こういった恋愛小説が読みたかったのよぅ!
    淡く切なく、でも夢見がちなところのない、大人の恋愛。
    今回は特に「サッポロの光」がお気に入り。
    あのラストは大変好みでした。
    最近の著書にはここまで惹かれるものがないのですよね・・・。
    やっぱり数年前の作品の方が好きだわぁ・・・。

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著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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