蛇行する川のほとり

著者 :
  • 中央公論新社
3.65
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本棚登録 : 990
レビュー : 196
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035876

作品紹介・あらすじ

あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように-。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • (図書館でかりた。)
    確か3冊くらいに分かれていて…、1巻を借りて、
    その日のうちに読破!続きが気になって予約。
    あっという間に全巻読破。
    すごく好きな世界感。
    軽く読めるような作品ではないけど、
    フッと再読したくなる作品です。
    酒井駒子さんの表紙が素敵。

  • 演劇祭の舞台背景を完成させるために船着場のある家で夏合宿をする高校生6人、香澄、芳野、毬子、月彦、暁臣、真魚子
    そこで、遠い夏の日に起こった事件の真相が明らかになっていく
    途中、背筋がゾーとした
    まるで6人の役者が舞台で劇を演じているみたいな感じがした

  • 芳野さんと香澄さんの仄暗い感じがすき
    恩田陸でいちばん読みかえしてる

  • 二人の美少女の先輩と、彼女たちの従兄弟やBFとともに夏合宿をすることになった主人公の少女。合宿をする家の雌雄編では昔、子供の変死事件が起きている。奇妙な雰囲気が漂う中、彼らが抱える秘密が明らかになっていく……というお話。

    全ての黒幕と思われた(8割がた黒幕と言っても差し支えない気もするけど)香澄の抱える秘密が、重くて少し切なかった。
    秘密をやっと主人公に打ち明けたと思ったら、あっさりと退場(事故死)してしまい、儚い感じが倍増。

    直接事件には関係ない真魚子の立ち位置が絶妙。秘密を共有している、いわば閉じられた関係に風穴が開いたのは真魚子の登場からだったし。
    どこか神秘的な雰囲気を抱える、ひと夏の少年少女の話。やはり恩田さんらしくて良かったです。

  • ちょっと出来過ぎなミステリーな気がするけど、その中で描かれる少女の描写がキラキラしてて素敵。章ごとに語り手が変わることによって、全く違うタイプの女の子たちの微妙な距離感や繊細な心の動きが新鮮に読み取れる。

  • まず、タイトルが魅力的。彼女の作品には蛇行する川がよく出てくる気がする。そして、装丁がものすごく好み。見開きの絵もなんとも言えない。駒子さんの絵にはめっぽう弱い。夏の匂いと、正しく美しい少女たちがぎっしりと詰まった話。前半は本当に良かった。ずっと少女たちの夢を見ていたかった。後味はあまり良くないけれど、相変わらずの恍惚としてしまう文章でした。芳野さんが好きです。船着場のある家と塔のある家という呼ばれ方に、すごくきゅんとした。

  • 恩田陸は(私にとって)当たり外れが大きい(大当たりのときも多いが、大外れのときもたまに。ほとんどは普通の当たり)が、これは大当たりの部類か。

  • この本が発刊されたころ(つまり10年以上前)に書店にて表紙に惹かれたものの、読まずじまいだった。
    表紙を見て当時の記憶を思い出して読んでみた。

    恩田陸さんの本は「蜜蜂と雷鳴」以外おもしろいと思えたことがなかったんだけど、これはおもしろかったな!

    ミステリアスな少女たちの、かなしい話。
    10代特有の危うさ。

    私の想像力が貧困なので、「川のほとりの船着き場のある家」というフレーズで、どうしてもムーミン谷のあの小屋が思い出されてしまう。
    実際はどんな家なんだろ。

  • ひと夏の青春の話かと思いきや、そこにミステリーも絡んできて、読んでいてゾワゾワっとする感じ。
    しかし、登場する人物は皆美しいし、憧れるなぁ。
    恩田陸さんの本の中でも、大好きな作品の一つで何度も読み返してる。

  • 恩田陸さんの本を読んだのは初めて?だと思う。
    とても読みやすくて面白くて読んだ。けど、あまり残らないのはなぜなんだろう。重い話なんだけど、どこかしらサラッとしているというか。人間のドロドロした部分を描いているはずなんだけど綺麗なんだよね。思春期のこの子達も現実離れしてる気がした。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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