- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120035876
感想・レビュー・書評
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おそろしくうつくしい少女たちのひと夏の愛と別れの話。
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川のほとりの美しい風景の奥から、じわじわと得体の知れない何かが近づいてくるような作品。
きれいだけどぞわぞわする。
章ごとに語り手が変わるのが面白い。 -
〝有頂天になっていると、見ていた誰かに突き落とされる。素晴らしいことに胸を躍らせていると、必ず誰かが「そんなつまらないもの」と囁く。
そうして、背伸びをしてはうずくまり、手を伸ばしては引っ込めて、少しずつ何かをあきらめ、何かがちょっとずつ冷えて固まってゆき、私は大人という生き物に変わっていく。” -
「船着場のある家」でかつて起きた事件をめぐる少女たちの夏。
儚く繊細な少女の時期の描写、外見と裏腹に強く内面に秘めたもの。とにかくこどもと大人の狭間の女性描写が秀逸。心情と光景がキラキラと思い浮かんで一気読み。脳内癒やされた~(*´-ω・) -
ラストが何だかさみしかった。
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少女たちの繊細な美しさが出てる。
明け方まで一気読みした。 -
恩田陸さんのミステリーはすごすぎる。
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表紙がステキ
なんかいろいろと疑問が残ったまま終わってしまった感ですが、それなりに面白かったです -
恩田陸さんの小説に登場する少年少女は、子どもの頃憧れた漫画の中の主人公たちのようにキラキラしていながらも、どこか秘密めいていて、惹き付けられます。
私にとっては、大好きな恩田陸さんの小説です。