コーヒーに憑かれた男たち

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120036033

作品紹介・あらすじ

コーヒーに人生を捧げた愛すべき頑固者自家焙煎のカリスマがカップに注ぐ夢と情熱。

感想・レビュー・書評

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  • コーヒー界のレジェンドたちのこだわりはハンパじゃない。
    勉強になりました。

  •  まさにコーヒーに人生を捧げたような、3人プラス1人の”求道者”に、ただ圧倒される。
     この本に登場する「バッハ」「ランブル」「もか」は、コーヒー好きの人なら一度は聞いたことのある店だが、その主(あるじ)たちの、鬼気せまるというか、常人とは思えないこだわりに至る道程は、この本で初めて触れることができた。

     日本は、世界中の高級なコーヒーを手に入れることができる恵まれた国である。一方で、作られた”ブルマン神話”や抽出技術への傾倒で、本当に美味しいコーヒーをなかなか飲むことができない、希有な国でもある。新鮮なコーヒーを提供してくれる、自家焙煎ショップを知っていることが、とんでもない僥倖に思えてきた。

     コーヒーの味の善し悪し決めるのは「豆の産地」でも「焙煎・抽出技術」でもなく、まず「新鮮さ」であるという常識が早く浸透して、日本から酸化したコーヒーを駆逐してほしいと願う。

  • 文章がコーヒーに負けてます. せっかくの渾身のコーヒーも,
    著者の表現力にかかるとあっと言う間にネスカフェと大差なくなる.
    題材はおもしろそうだったのに.

  • 銀座のカフェ・ド・ランブルのマスター、関口一郎と南千住のカフェ・バッハのマスター、田口護と吉祥寺のもかのマスター、標交紀の三人を中心に、彼らの店やコーヒーに対する姿勢の変化について作者が語る。コーヒーに人生を捧げた、コーヒーだけは誰にも譲れないという3人の個性豊かな半生を描く。

  • 神学、と言う程大仰ではなく。

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