- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120036323
感想・レビュー・書評
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本音と建前をこんなふうに使い分ける未来が来るのだろうか。。
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2年半くらい経っての再読。人間は、愛されないと生きていけない。他人の自我など感じられない世界で、この世界とは自分の脳が作り出した幻想なのか、そうでないのかと悩まされる少年の姿は、あぐりの指摘するように小学生の脳に処理できるようなものではなく納得しがたい。が、この物語のなかで、特にポピーでの生活から感じられる、愛のはかなさ、つくられる愛に、なんというか「愛の脆さ」を感じて、これは僕の心に深くとどまる作品となっている。
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翔太はどこへ行くのだろう…
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打海文三さん「ぼくが愛したゴウスト」読了。11歳の夏、主人公の翔太は友達とライブに出かける計画を立てる。ライブの帰りに母親とちょっとした意見の食い違いが起こるのだが。。あまり読んだことの無い構成の物語でした。普通の日常から、見知らぬ男との遭遇、微妙にずれている世の中。常に「なんで?」と考え「どうなるの?」と興味を持って読んだ。途中から人の「心」について考え、最後には「自分の存在」も考えるようになる。読後、表題にある「ゴウスト」が何なのかがわかります。とても新鮮で面白かった。他の作品も読んでみたい♪
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伊坂幸太郎氏のエッセイで気になったので手に取ってみました。伊坂先生が解説している文庫版は図書館になかったのでこちらで。
何とも言えない悲しいお話。主人公が気の毒だけれどたくましく愛されていて好感が持てた。
ジャガイモ餃子は美味しそうですね。ただ匂いが気になる。 -
伊坂幸太郎のおすすめで読んでみた。
ストーリーよりも匂いが気になった。
ずーっと。腐卵臭。
それとシッポのある女性としてみたいとも。 -
2015/08
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自分自身がいままでと変わりない自分だと思っていること以外に自分が自分だと証明できることがない。すべては幻想だなんて結論にも至ってしまう。うーん。
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もう読むのやめたい読むのやめたい、と思いながら最後まで読んでしまった。
どんよりしてるけどどこか明るくて、切ないけどちょっと楽しくて、でもやっぱり悲しくて怖い。
みたいな複雑な心情になる話。