絶海にあらず (上)

  • 中央公論新社 (2005年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784120036491

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プレミアム

みんなの感想まとめ

平安時代の権力構造に反発し、自由を求める藤原純友の姿が描かれた物語は、彼が地方の役人として赴任し、海の民と共に反乱を起こすまでの過程をハードボイルドに表現しています。純友は、貴族社会の圧力に耐えながら...

感想・レビュー・書評

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  • 平将門とともに、承平天慶の乱をおこす藤原純友を描く。

    藤原純友。藤原北家の流れを組むが、出世を望める家系でもない。伊予掾として、地方の役人として赴任する。純友は、伊予の土豪、水夫らと意気投合し、やがて瀬戸内海の内海を取り締まりをするうち、京の藤原北家らと対立するようになる。

    非常に面白い。平安時代がここまで面白くなるとは。

  • 藤原純友が、伊予に派遣され、反乱を起こすまでの物語がハードボイルドに描かれています。権力者の顔色をうかがってばかりの貴族社会に反発心を抱く純友は、自由を求めて海で生きることを決意します。男気あふれる純友のセリフにしびれます。

  • 「藤原純友」は京都より坂東への旅で若き日の平将門との出会いを経て、四国伊予に赴任。そこで見たものは権力全盛の藤原北家権力・私欲のために生活の糧を奪われ海賊とされた海の民。純友は海に生き、海を制し中央と対峙する。有名な将門が単なる親戚との戦いの拡大であるのに対し、純友は海を制し遥かに雄大なスケールで描かれている。

  • 先に水滸伝と三国志を読んでいたので、似た印象を受けました。平将門と藤原純友のW主人公だと思っていたのですが、上巻は純友ベース。このまま下巻も純友側視点で進みそうです。ちらちら出てくる小野好古が、これからの展開を考えるだにもどかしい。

  • 北方謙三は嫌いだ、ワルそうなオジさんだし、ゆで卵は絶対半熟が好きだから。なのに 面白いではないか!固ゆで卵好きや真性歴史好きには少々物足らないかも知らないけれども、ゆるゆるとした恋愛小説好きのワタクシにもバクバク読めてギシギシきたぞ。平将門のついでくらいにしか歴史では習わない藤原純友が主役。純友 オトコぞ。カッコいいぞ。惚れてしまったぞ。たまには固ゆで卵もいいものだ。

  • 読みやすく、入りやすいです。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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