夜をゆく飛行機

  • 中央公論新社 (2006年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784120037528

感想・レビュー・書評

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  • こういう、オチが特にないネタバレも特にない
    日常を物語として描けるってどんなかんじなんだろうって考えちゃう

  • 酒屋を経営する父・母・四人姉妹(ひとりは結婚して家をでている)の一年ちょっと。

    次女が書いた小説が賞を取り、長女は出戻りそして失踪、
    三女はふわふわと浮つき、四女は大学受験に失敗し適当に処女を捨てる。
    近所にオシャレなショッピングセンターが出来て、酒屋はどうなってしまうのか。

    変わりたくないと思っていても、時間は多くのことを変えていく。
    死んでしまう人もいる。誰かを好きになる気持ちも変化する。それでも生活していかなきゃいけないつらさ。

    ---------------------------------

    国民的アニメ『サザエさん』の登場人物は年をとらない。季節が巡っても進級しなければ、誰かが死ぬこともない。たとえその回で登場人物がケガをしても、次の回ではピンピンしている。いわゆる”お約束”というやつだ。

    現実世界ではそういうわけにはいかない。

    自分が変わらずにいても、周りは変わっていく。変わりたくないと思っても、気づかないうちに自分も変わっていく。
    そういう変化に抵抗して、もがく四人姉妹の話だったのかな。寿子のキャラクターが好きだった。NHK BSでドラマ化しないかな。

    『サザエさん』の登場人物は年をとらない。
    それでもやっぱり少しずつ変わる。先日、波平さんの声優の方が亡くなられて、声が変わっていた。変わらないものなんてない。時間は気づかないうちに多くを変えていく。

  • 酒屋を営む谷島家の物語が、4人姉妹の末っ子、里々子視点で語られる。
    淡々とした日常、何も変わっていないようで少しずつ変わっていく…
    リアルだなぁ…
    4人姉妹がそれぞれに個性的。
    長女有子が私はとても気になった。(私も同じ長女だからだろうか…)
    良いことも悪いこともいろいろなことが日々あって、流されるように過ごしてみたり、もがいてみたり…
    日常ってきっとそんなもの。

  • 日常って感じの内容だったけど、主人公の考えていることが難しいというか、なかなか理解できない発想だなと感じた。結局何の話だったんだろうって思ったのが読み終わった後一番最初に感じたことでした。

  • 酒屋の4姉妹のお話。
    現実はこうだとしみじみ思うけど
    どうしてもこの主人公を好きになれず、共感できず…
    ずっとモヤモヤしながら読み終わる

  • 暴かれた真実とおもいきや、実はとどめておくべき宝石のようなひとときであったことの気づき。
    現実とフィクションは紙一重。

  • 夜をゆく飛行機
    物干しから 空をゆく飛行機を
    眺めるのが大好きな女の子の
    日常とある日突然起きた非日常な
    姉の文学賞受賞を境に変わった日々を書いた1冊

  • 酒屋四姉妹の話。

  • 酒屋を営む父母と4人姉妹と祖母。長女は結婚するも出戻り二女は家族のことを書いて作家に、大学生のミーハー三女は酒屋のリカーショップに変えるモチベーションを急に持ち、四女の私、里々子は大学受験に失敗した浪人生。淡々としかし家族内に事件が起こる約一年の物語。イヤ感弱め。

  • リカーショップの今後が心配

  • 何故読んだか。不明。 面白いか。いやそんなことはない。 でわどうする。いやまだ分からん。 んで、もう少し様子を見よう。 ということに成った。 割りとめづらしい。

  • 谷島酒店一家の日常のお話

    ぴょん吉とのやりとりが好ましかった

  • 酒屋を営む一家の物語。四姉妹の四女の視点で話が進む。
    家族っていつまでも変わらないように感じるが、そうじゃないんだなと思った。

  • (2015/6/19読了)
    よくある下町の家族の物語の範囲を超えた、でもどこかにいそうな家族の物語。
    日常の些細なざわめきの安らぎと。
    心踊り読むスピードが加速するような星5つではないけれど、読後は、穏やかな満足感に包まれた。
    角田さん、すごい!

    (内容)
    どうしようもなく、家族は家族。うとましいけど憎めない、古ぼけてるから懐かしい、変わらぬようで変わりゆく谷島酒店一家のアルバム。直木賞受賞後、初の長篇。

  • 面白い可笑しくとても良い感じ

  • 人生、生き方、考え方について考える本だった。谷島酒店の一家である父母と4姉妹の生活を描く。三女寿子が文学賞を受賞したことから平凡のんびりだったおうちがざわざわし始め、幸せな結婚をしたはずの長女有子はまた駆け落ちし、愚妻を目指して邁進していた次女素子は酒店をよりよくするためソムリエを目指し、引きこもって将来石っころになることを願っていた三女寿子は文学賞を受賞、作家になったと思いきや本がかけないとヒステリックになり、主人公である里々子は受験に失敗、予備校かよいでアルバイトも始め、常連の松本健と恋をするかと思いきやバイト先のひとにぼうっとなって恋を知ったり。生活って、生きていくことって、好きだという気持ちをすり減らすんだなあ、って。っていう文章はその通りだなあって思った。どこに最低基準を持っていくか考えることはやっぱり大事だし、それだけすり減らされても持ちこたえられるなにかがあることが大切だなあって。回復ポイントかな。賢くて強かった谷島家の四女は、もうどこにもいないんです。とか、この一行からぶわっとこうぶわっと色々出てきてすごく良かった。好きっていう気持ちに限られず、人とぶつかって何かそこそこなものを常にすり減らしながらまた新しい何かを身につけていくのが人生なんだなあって思ったり、人って常に自分のことしか考えないもんだなって思ったり、した、本でした。

  • がんばれ里里子!
    ・・・なんて言わなくても大丈夫だろうなと思わせる
    一気に読めてよかった

  • 谷島酒店一家のほのぼのしたお話。

  • 悪くはないけれど、ちょっとゆるゆるしすぎなような・・ この方のほかの作品はもっとメリハリがあるように思います。でも現実ってこんなかも。

  • 谷島酒屋一家の物語。

    4姉妹のドタバタが面白い。


    姉妹でも違う人間なんだから
    それぞれだなあ、としみじみ。


    末っ子のりりこちゃんが
    何かバカになっていくのが
    見てて悲しかったです。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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