星降る楽園でおやすみ

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037573

感想・レビュー・書評

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  • 帯によるとミステリー小説とのこと。無認可保育室で起きた籠城事件のお話なのですが。。 だめでしたー。全然読み進めなかったです。苦労しました。汗。ミステリー小説はやっぱり先が気になるものじゃないと、と私は思いました。

  • <table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120037576/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DBNXMVRNL._SL160_.jpg" alt="星降る楽園でおやすみ" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4120037576/yorimichikan-22" target="_blank">星降る楽園でおやすみ</a><br />(2006/08)<br />青井 夏海<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120037576/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>無認可保育室に二人組の男が籠城、五人の子どもが人質に。身代金はひとり五百万円という微妙な額だった。身内に犯人を手引きした人物がいる?疑心暗鬼の園長。そして人質家族の人間模様。 </strong></p></blockquote>
    無認可保育園・アイリスキッズホーム。経済に余裕がある人が高い保育量を払って利用するのだろう。普段なら、園児の親同士でさえ深い交流などなく、互いのことをそう思っている。園児と職員を人質に取った籠城事件が起こって初めて、それぞれの家庭の事情が明らかにされていくに連れ、それぞれが抱えている問題が表に出てくるのが興味深い。そして、園長の早紀は、身内に内通者がいるのでは、と疑う。彼女の思考を追うのもスリリングであり、いちいち納得させられてしまう。事件は、思わぬ決着を見るが、決して解決されたとは言えないのである。人質に取られた園児たちそれぞれの家庭では、建前が崩れて本音が露わになり、悲喜こもごもといった様相である。救いは、誰も死ななかったこと。そして、園長の早紀と、姪の淑子の間の壁が取り払われたことだろう。

  • 花言葉は“優しい心”―無認可保育室「アイリス」に2人組の男が篭城、5人の子どもが人質に。
    身代金はひとり500万円という微妙な金額で…。
    人間の心の襞に潜む黒い棘と煌めく宝石を描き出す気鋭・青井夏海の書き下ろしミステリー小説。
    (アマゾンより引用)

    登場人物が多くて、途中
    「ん?これ誰だっけ?」みたいな感じになることはあったけど、
    基本面白く読み進められました(*´∀`*)

  • なんというか、身につまされる。
    話し合うしかないと思う。

  • 2012/10/18
    復路

  • あまりストーリー展開でわーとなるところはなかったけれど……
    装丁がきれいで、タイトルがきれい。
    それにひかれてしまったのだもの(笑)

  • 思ったより暗かった…

    みんながみんな疑心暗鬼に駆られる心情は理解出来たし
    人のことは見た目ではわからないと言うことも理解出来るけど、今の世の中こんなに他人は他人なのかな?

    僕も他人は他人だと思う現代っ子だから、いざ誘拐事件なんかが起こったときにはこういう風に思うのだろうか?

    責任を誰に追求するか
    やはり大きな責任な抱えたくない。

    信頼関係とはどうやって成立するのかを考えてしまう作品だった。

  • ほのぼのしたタイトルなのに、著者にしては異例のサスペンス・ミステリー。これまでとはテイストを変えた暴力と血を見る展開にちょっと驚き。子供を預けてでも働かねばならぬ、現代的な社会事情や夫婦関係など、子育て世代の生活に密着した育児環境の描写が、社会派小説を思わせるようだ。最後の交通整理のような独白の謎解きもありなんだな。

  • 一見ハートウォーミング、でもなんだかどろどろしている部分が多いぞ。この世界はやっぱり奇麗事で済まないよね、という印象。そして結果的には後味悪くないなあ。たぶん、最後に残る印象としては「優しさ」なのだと思います。
    だけど。個人的にはラストに○○しちゃう母親が怖くって怖くって。彼女にとって一番大切なものはいったい何だったのか、それを考えると悲しくもなってしまいます。この部分は最高にやるせなくなりました。

  • 男二人が無認可保育園「アイリス」に
    預けられた子供たちを人質にして立てこもった。
    身代金は一人500万円。
    子供たちと一緒に人質となった園長はなんとか子供たちを守ろうとするが
    ある疑念が頭から離れない。

    「犯人を手引きした人が身内にいるのでは…?」

    今までの作品からほのぼのした雰囲気を想像していたのですが
    どちらかというと人間の黒い部分に焦点があたっています。
    アイリスでの人間関係や、夫婦や親子関係の難しさ、
    待機児童の問題、預けざるを得ない現実、
    少しずつ見えてくるそれぞれの家庭の内情…
    色々考えさせられるミステリです。

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著者プロフィール

小説家

「2013年 『丘の上の赤い屋根』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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