春の魔法のおすそわけ

  • 中央公論新社 (2006年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784120037771

みんなの感想まとめ

優しいお話が展開されるこの作品は、主人公が酔っ払った状態で拾った鞄から始まります。その中には驚くべき金額が入っており、主人公は大胆にもそれを使おうと決断します。物語は、40代独身女性の視点で描かれ、リ...

感想・レビュー・書評

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  • 優しいお話
    どうなるのか・・・とハラハラしたけど
    そうなるのねって、ホッとした

  • 作者にしては面白くない。

  • 物語は、酔っ払った主人公が、鞄を拾ったところから始まる。そして、なんと、中には二千万円も入っていた!!
    本来なら大慌ての状況!・・・。なのに、いいや使っちゃえと言う大胆さ。どうやら主人公は小説家で、編集者は「恵那」という名の女性。まさか、恵那という名前にこんなところで出会うとは。40代独身女性の視点が、かなりリアルに描かれているのに、なんと著者は男性。朝の最悪な出来事が、ある出会いをきっかけに、穏やかな夜の眠りへとつながっていく再生の物語。

  • 真夏の夜の夢!読んでてかゆくなったw44の中年おばさんが酒で潰れて電車で隣に座った若い男の子の鞄を取り違え。その中身は2000万!驚いたものの、どうにでもなれーと、取りあえず向かい酒やろうとしたら、美青年発見で、「あんたいくら?」
    なんやかんやでホテルで一発。でも女は途中で萎えて終了。酷いw
    起きたら美青年が掻き消えていたという、まるで真夏の夜の夢的な。春だけど。

    最後は結局レズでしたとさ。この主人公のおばさんが毎回酒ばっかり飲んでた上に、セックスの前すらゲリピーとか気持ち悪くてもう。がんばって読んださ。もう少し夢のある話かと思ったんだけど、ただのおばさんのストレス解消だった。

  • タイトルが巧いなあ。これってたしかに「魔法」という気もする。実は極めて単純、しかしものすごい偶然が生んだ「魔法」。
    まあこれはあまり身構えずに読むのが吉。あとになって「そういうことだったのか~」と腑に落ちます。

  • 酔っ払いから我に返ると、手にしていたのは見知らぬ鞄。
    そして中には2千万もの大金が!!
    一体これは、どこでどうやって手に入れたものなのか。
    とりあえずそのお金をぱ〜っと使い果たそうと思い立ちますが…。

    すぐに自分の鞄がない事に気が付いて、それと間違えた事に気が付くのですが
    鞄の中に2千万も入っていたらびっくりですよね〜。
    とりあえず、そんな状態に陥ったら
    何度も鞄の中を確認しますね!
    そして使おうかどうか悩みます(笑)

    小さな謎を別の人物が解決してくれますが
    今まで驚きの展開ものを読む事が多かったので
    何だかごく普通に終わって、拍子抜けでした。

  • 70

  • 緻密でもなく、軽妙でもなく。

    ほんわかした雰囲気。

  • 鈴木小夜子は熟女といってもおかしくない年齢。

    そんな彼女が中性的な美青年、優弥を連れ回すお話。

    小夜子の一人語り形式の文体は、卑屈な面があまりなく、開き直ってさっぱりしている感じ。

    妙に味があって、おっさん臭いけれど美人で、とても魅力的に感じた。

    若い男も好きだけど、本当は女性が好きな小夜子と

    年上の女性しか愛せない優弥の爽やかに切ない恋愛が、凄い普通で胸が締め付けられる。

    読後感は最高。
    この本は是非、レズっ気のある女性にお勧めしたい。

  • 西澤さんにしたら、なんか可愛らしいかんじがする作品やーんって思って蓋を開けてみたら・・森奈津子シリーズ?笑)いや、森奈津子シリーズに比べたら、可愛らしいんですけど。がお酒を呑みすぎた人生に疲れた中年の独身女性が記憶を無くした状態で朝をむかえて、謎めいた二千万もの大金をゲット。最初は戸惑いつつも、そのへんいいた美青年を大金で買っちゃうっていう、アルコール臭を感じてきそうな滅茶苦茶ストーリー。一応ミステリ仕立てなんだけど、そっちの面もポカーンな展開。まぁ、なんだかんだ長年西澤を追いかけてるうちにしたら許容範囲ですけどねー・・。

  • 満開の桜の下、二日酔いの小夜子が出逢ったのは謎の美青年と見知らぬ肩掛け鞄……。人生の再生を描く、あたたかくて、ユーモラスで、ちょっと涙する、著者渾身の書き下ろし小説。

  • 痛い女性が主人公の、辛い物語だと思ったら。
    きれいな最後でなんだか救われた気分になりました。

    「春の魔法のおすそわけ」
    どこかで私のことを必要とする人がいるかもしれないから、明日もがんばろうと思う。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    満開の桜の下、二日酔いの小夜子が出逢ったのは謎の美青年と見知らぬ肩掛け鞄……。人生の再生を描く、あたたかくて、ユーモラスで、ちょっと涙する、著者渾身の書き下ろし小説。

  • ・泥酔した翌朝、とある駅で降り立った主人公。間違えて持ってきたらしい見知らぬバッグには二千万。そこで一人の若者と出会う…。これまた一風変わった物語。読みやすかったかな。独白調が面白い。・東京に住んでいる者じゃないので、路線名をぽんぽん出されてもさっぱりです(笑)

  • 西澤作品としては異色?
    色々と驚かしてくれる趣向をしてくれる西澤さんですが、完全に違う人に描いてもらったみたい、それも出来の悪い森奈津子ってかんじですね。このテーマで森さんに書かせたらもっとすごいものが出来上がりそう(笑)

  • 西澤氏の作品にしては珍しく(?)、何とも爽やかな作品でした。登場人物はやっぱり個性的(特に主人公の小夜子)で、相変わらず美青年や同性愛といったものは出て来ますが、読み終わった後に何だかこう、胸がスーッとするというか。ああ、いくつになっても人生ってやり直せるんだな、と。

    ちょっと都合が良過ぎるかな、と思う箇所もあったけれど、面白かったです。こういう偶然も無きにしも非ずなわけで、それによって救われる人間も、もしかしたらいるのかも知れませんし。他人に無関心な世の中になっているいま、こういう物語を読むと心が温かくなりますね。

    これからの小夜子と、そして優弥くんに幸多からんことを願います。

  • 面白かった。やっぱ西澤さんは上手い。
    気がついたら酷い二日酔い。いったい誰とどこで飲んだのかさっぱり思い出せない上、自分が今どこの駅から歩いてきたんだかわからなくなってる酔っ払いヤケ気味作家・鈴木小夜子、45歳。
    間違って持ってきたらしいかばんに入っていた現金二千万円をぱーっと使うことにした彼女は、謎の美青年に声をかけちゃいます。
    何せ酔っ払っているのにさらに迎え酒をぐいぐい聞こし召すので、出てくる言葉はストレート。
    それにひっくり返る心の声。
    ごまかすためにさらに飲む。
    ……つーか、ほんと、よくそこまで飲めるね。食べるね。
    何故か青年もこの酔っ払い中年女性についてくるんですわ。
    理由はちゃんとあるんですが。そしてそれが春の魔法のおすそわけ、なんですけども。

    装画 / 井筒 啓之
    装幀 / 中央公論新社デザイン室

  • 12月3日読了。うーん・・・。もっと歳をとったら理解できる部分も多くなって、面白く感じるのかもしれないけれど・・・。正直、読み進めるのが苦痛でした。主人公はともかく、物語の書き手があまりにも普通じゃないお話って、どうしても読みにくい。なんでそうなるのかな?とかなんでそんな風に思うの?って苛々しちゃって。冷静な第三者目線で描いてもらえれば普通に読めるんですけどねえ。やっぱり、西澤さんはタック&タカチシリーズだけ読むことにした方がいいかもなあ。

  • 2006/10/28読了

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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