グレ-ト・ギャツビ-

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 370
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037825

感想・レビュー・書評

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  • 華麗で、移り気で、でもそれぞれに切実な人々についての青年ニックの記録。物語後のニックに多くの幸福がありますように。

  • やや古典に近いともいえるこの本を手に取った時は、正直読了できるかちょっと半信半疑だったが、作品自体の持つ色褪せない輝きと、村上春樹さんによる魔法みたいな翻訳で、無事完読できた。

    訳者あとがきで村上氏が生涯ベストの小説と絶賛される程では・・・。との感想が正直なところではあるが、自分の読み方がまだまだ浅いと捉え、いつかまた読み返してみたい。

    ディカプリオが主演した映画版「華麗なる〰」の方もぜひ見てみたい。

    2022.12.15読了

  • 愛蔵版グレートギャツビー 村上春樹 中央公論新社

    読んだのと同じ装丁の本は見つけられなかった
    村上春樹と出会うたびに
    その都度好きになれないと思うことになる
    この本もどこかで面白くなるのだろうと
    読み進むが
    何を描きたいのか
    イマイチよくわからないままに読み進む
    元々滅多に小説に手を出すことがないのに
    あまりに勧められたので読む羽目になったのだ

    何故か愛蔵版特別付録
    「グレートギャツビー」に描かれたニューヨーク 村上春樹が図書館にあり
    ついでに読んでみた
    村上春樹がグレートギャツビーに
    どれほど惚れ込んでいたのかと
    思わされたけれど?

    ちなみにこの愛蔵版には
    彼らが愛した当時のニューヨークを
    村上春樹が再現して見せる
    付録が付いている

  • 長いようで短い話。1920年代のアメリカには永遠の憧れがある。

  • 人生や愛について考えさせられます。
    どんなに成功していても得られないものもある。得難いものほどほしいと思う。業が深い。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所:教員おすすめ図書コーナー(1階)
    請求記号 933.7//F29
    【選書理由・おすすめコメント】
    本書は村上春樹氏によって訳し下された、数ある翻訳書の1つです。近年では、レオナルド・ディカプリオ主演の映画で公開され、注目を浴びました。原書で読むことが1番良いのは確かですが、まずは名訳で読んでみるのはいかがでしょうか。(語学教育センター 中村一輝先生)

  • 村上春樹が人生で巡り会った、最も大切な小説を、あなたに。
    新しい翻訳で二十一世紀に鮮やかに甦る、哀しくも美しい、ひと夏の物語―。
    豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。
    第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。

  • 言葉にするのが難しいがとにかく素晴らしい。
    最後の文を読んで非常に切なくなった。馬鹿と言うのは愛らしくて、少し切ないものである。

  • 物語自体の感想は以前に書いたので、今回は春樹訳について。
    やっぱりオールドスポート問題ですよ…。
    ギャッツビーの口癖、「old sport」という呼びかけを、これは訳しようがない!と春樹氏はカタカナでオールドスポートと書いてるんですが、もー違和感半端ない。
    後書きで、柴田元幸氏にも相談したけどやっぱり訳せないって言ってた☆って書いてまして、私柴田信者ですけどでもこれは反則だよ!!
    訳しようがない、というのは既に原書でこの物語に親しんでいるからですよね。
    でも訳書って、大半の人は原書で読むのは難しいから読むわけで、海外にこんないい本があるよと紹介する意味でもある。
    old sportはギャッツビーしかしない、特殊な言い方なわけだけども、そういう前知識がなければ、いきなりカタカナでオールドスポートとか言われたって、読者は何だこれ、ですよ。
    春樹的には、僕の大事なギャッツビーを読むんだからそのくらいの下調べは済ませて取り掛かってくれたまえってことですかと問いたい。
    あなた作者じゃないでしょうが。
    何であなたが線引きするの。
    大事な物語だからこそ、より広く良さを伝えたいと思って訳すものじゃないのかなぁ。
    わかる人だけわかってねという身内感が、オールドスポートという文字を見る度に感じられてしまって、冷めてしまった。
    それ以外の訳は読みやすいし、いいと思うんですけど。
    あえて訳し直すほどの新しさがあったとは断言出来ないけど…。
    付録のニューヨーク案内は面白かった。

  • ゆるやかに堕ちてゆく、優しい地獄、て感じで、好きですね

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