鬼仙

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 32
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037948

感想・レビュー・書評

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  • まあおもしろかった。
    中国のよもやま話を元に書かれたものらしい。
    これといって好きだ、とゆー話はなかったけれど、
    なーんとなくするりとおもしろく読める。
    著者、ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞とある。
    それってあれでしょうか、しゃばけ、とかゴメス、とか出身のやつ??
    なら読んでみたいなあ。

  • 中国北宋時代の物語が6篇。

    日本の女性の幽霊話と違っておどろおどろしさが無く、むしろカラリとしているのはお国柄なのでしょうか。
    幽霊も修行を積めば仙界の人になれると言う考え方は初めて知ったので面白く読めた。

  • おもしろい。小野不由美さんの十二国記が好きな方は、こちらも気に入るかと思います。
    複数話収録されていて、時代や場所が違うのですが、他の話とリンクしています。
    出てくるヒロインもスカッとしたキャラクターなので気持ちよくよめます。

  • 2008.9 読了

  • 今日(2007.12.19)図書館で見つけて借りてきました。
    この方の著作は、三種類くらいに分けられる気がしますがどれも好きです。

  • 「鬼」とは幽霊のこと〜鬼仙の英華。瑶宮花史。前世が人の犬。火鍋をよくする小琴。のこり色々〜素材を活かし切れていない気がする。1958年生まれ,東大文学部修士課程修了の作家と書いているが,翻訳家なんだろう

  • 中国の怪異譚を現代文にした物語。
    北宋時代と1000年も昔の話なのに面白い。
    古典が年月がたっても生き残る魔力を感じました。

  • 薫り立つような格調高い「文」の魅力を味わうことができる傑作短編集。それぞれ独立した作品だが、「女性(の霊的存在)の力」というテーマが通奏低音のように響いている。ところで、各篇の主な舞台となる「紫州」とは、どこのことだろうか。学がないためわからないのが残念です。ネットで調べてみたところ、華北省武安市(邯鄲のそば)の古称でもあるらしいが、「太湖の近く」という設定にそぐわないので、おそらく見当はずれなのだろう。
    巻末の作品「小琴の火鍋」は、著者得意の中華料理小説で、これがまた本当に「香り」立つようで、おいしそうな料理が続々と登場する。

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。

「2022年 『手招く美女 怪奇小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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