完訳 ロビンソン・クルーソー

  • 中央公論新社 (2007年6月25日発売)
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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784120038174

感想・レビュー・書評

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  • 予想に反して結構面白く読めた!
    子供向けに書かれたものを小さい時に読んだ記憶はあるものの、完訳されたものをしっかり読んだのははじめて。大人でも結構楽しめた。
    特に自分が一番好きなのはロビンソンのサバイバル生活。
    ハトの肉やカメの卵を食べたり、ヤギを罠で仕留めて家畜にしたり、大麦やイネを作ってパンを作ったり…一人で文明を作り出していく様がとっても面白かったし、自分が実際にロビンソンの状況になったらどうするかな…って妄想も膨らんだり。
    久しぶりにワクワクを味わえてよかった。

  •  そういえば、ちゃんと読んだことがなかったなぁということで。

     無人島暮らし、意外と快適そうでした。ロビンソンさんが、すごく地道にコツコツと作業を続けて、テーブルつくるし、麦育てるし、パン焼くし。麦づくりのくだりは、こううまくいくもんかなぁと思いますが、細かく検証する類いの話ではないし。無人島生活って、もっと野菜や葉っぱもの依存になると思っていたんだが。

     改めて読むと、無人島に漂流するまでの舞台設定とか、無人島から脱出した後の財産管理とか、舞台設定の凝りように目がいきます。農場主になってから無人島漂着したから、文明圏に帰ってきたときに生活に困らない財産がちゃんとある。無人島に漂着する前に、別な船で難破してて、そこでいろんなスキルを身につけているという、そのくだりも丁寧でした。

     あと、苦しい時の神頼みを体現したようなロビンソンさんの行動が楽しかった。普段は神様の存在気にしてないけど、何かあると神に祈る。現地の人達を当たり前のように格下扱いしている白人っぷりも、いかにも当時の価値観って感じで、興味深かったです。

  • 図書館で何気なく借りた本です
    まさに表紙もこれでした
    ロビンソンクルーソーと聞けばすごい人のイメージ
    ・・・だけど
    ロビンソンって生命力のものすごいおっさんです
    彼の生き方。ダメ男っぷりが生き生き描かれちゃったこの本
    わたしは彼が大好きです笑

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著者プロフィール

1660‐1731。イギリス、ロンドンの商人の子として生まれる。著作家、ジャーナリスト。代表作『ペスト』、『ロビンソン・クルーソー』。

「2020年 『新訳ペスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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