- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120039256
作品紹介・あらすじ
クラシックの敷居は高い?ほかのお客さんは音楽がすごく解っているようだが?正しい拍手のしかた、指揮者によって何が違う?楽譜が読めないと音楽は解らないのか?など…。知りたかった疑問にお答えまします。
感想・レビュー・書評
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これもこんなものか。この先生の書くものはいつも「もうちょっと工夫すりゃおもしろくなるのに」みたいな印象。
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クラシック超初心者の私にとても優しい本。文章もとても面白い。たしかに拍手を「する」「しない」が分からなかった。。。この本を読んで、色々とトライしてみたいことができた♪
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おちゃらけが続くかと思いきや、時に音楽に対する真摯で敬虔な箇所がある。マーラーの交響曲4番のエピソード、よかったです。
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拍手のルールに関しては、最近ずいぶんとよくなっている感じはする。
フライングも少なくなってきたが・・・。クラシック音楽の楽しみ方はいろいろ。茂木さんの文章は、やはり面白い。 -
のだめカンタービレでのおもしろクラシック解説が気になり
探して読んだ茂木さんの本。
クラシック愛好家の目線と そうでない人の目線
両方を持ち合わせた独特の解説が 笑いながら読めて深く納得!!
この方に解説されると どの曲も聴いてみたくなります。-
追記:クラシックの敷居を下げるつもりで活動しているのではない、と明言されている茂木さん。
そんなクラシックの高い敷居に ちょっと踏み台を置...追記:クラシックの敷居を下げるつもりで活動しているのではない、と明言されている茂木さん。
そんなクラシックの高い敷居に ちょっと踏み台を置いてくれる本だと思います2012/03/31
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オーボエ奏者&指揮者として活躍する筆者ならではの視点で、クラシック音楽の魅力が語られています。
ただし、むやみに敷居を下げるのではなく、敷居が高い(格調高い)こと自体に意味がある部分は聴衆側に理解と努力を求め、演奏者側が敷居を下げる努力をすべき部分と分けて考えているところに納得!
クラシック音楽の範囲、成り立ち、マナー、指揮者の役割、ジャンルの解説などなど、解説は多岐にわたりますが、しばしば親父ギャグや駄洒落が登場するのは息抜きとも言える一方、苦笑いするしかない箇所も…。
もちろん、大事な部分、特定の楽曲や指揮者について語る時は、対象への憧れが真っすぐに感じられる文章となり、読んでいるこちらにもその感動が伝わって来ます。私の涙腺が弱めなせいもあるのかもしれませんが、バッハのマタイ受難曲、マーラーの交響曲4番、ベートーベンの第9についての文章には予期せぬ涙が溢れました。
久しくまともにクラシックを聴いたことが無かったけれど、交響曲のミニスコアでも買って、楽譜を見ながら聴いてみようかな。 -
クラシック演奏会を聴いてどんな拍手をするか、こだわります。力強くするか、高音で早く叩くか、やる気なく叩くか?でも茂木さんのこだわりには遥かに及びません。茂木さんをトップに拍手学会が作れそうです。
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様々な立場からコンサートの楽しみ方について語ってます。面白い部分もあるけど話しが長いです。
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クラシック入門書かと思ったら、自分で弾く人、よく聴く人の方が読んで面白い内容だった。なかなか素敵。
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NHK交響楽団の首席オーボエ奏者であり、クラシックのクの字も知らない人を根こそぎクラシック音楽好きにしたと言われる、あのTVドラマ『のだめカンタービレ』を監修し、近頃は指揮にも手を染めているという、現役バリバリのそれこそ語の真の意味のクラシック・コンダクター(ええっと、ですから指揮者という意味ではなく添乗員という・・・)が案内して下さる楽しく面白おかしいクラシック鑑賞の本です。私、実は拍手にはこだわる方で、誰よりも人一倍関心があります。というか、自身を熱烈拍手主義者と規定して自任しています。あっ、この際白状しますが、実は内心この本の内容的なクラシックのことなどより、ただ一点、拍手、ということの興味だけから物色したといっても過言じゃないのです。演奏会であれ観劇であれ、講演会であれ寄席であれ、選挙演説会であれライブハウスであっても、評価は正確に表現することという習慣を身につけています。それは、出来の悪いものに対しては、ブーイングだけは我慢して抑えていますが、まったく無視して拍手のハの字もしません。逆に、素晴らしいものに対しては、腕が千切れんばかりに手が腫れ真っ赤になるのもお構いなしに、高い音が鳴り響くように、拍手で賛美しようと、感謝・お礼を含めて伝えます。もちろん、大抵は周囲のひんしゅくを買いますが、そんなことは気にせず遠慮しません。それが表現者として目の前で熱演してくれている彼らに対するねぎらいであり、そういうその場での賞賛ほどうれしいものはないからです。そして、付き合いでみたいな儀礼的な拍手ほどイヤなものはないんですが、これらは自分の経験からもそう思うからですが、この本の著者の茂木大輔もそんな風に言っています。