ひなた弁当

  • 中央公論新社 (2009年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784120040795

みんなの感想まとめ

リストラを経験した50歳の良郎が、再生と成長を遂げる物語が描かれています。最初はお弁当をテーマにした作品かと思いきや、実際には良郎の人生の転機が中心にあります。彼は上司のアドバイスを受け入れ、時には情...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館のHPで”佐賀”を検索したら出てきた作家さん+ひなた商店街。ひなたシリーズらしい。最初はお弁当、か。

    タイトルだけ見て勝手に飯モノを想像していた。お弁当は出てくるし、(最後の方は)話の中心にもなるけれど、メインはリストラされた50歳目前の良郎の話だった。まさか、あんなお弁当だったなんて!

  • ひなた屋が面白かったから、遡ってひなた弁当。
    これに出てくる釣りを教えてくれた人はもしかしてひなた屋の人か⁉︎そうなのか⁉︎そうなのか⁉︎やっぱりそうか⁉︎と思いながら読んでいた。
    最後に答えはちゃんと明かされたけど、楽しかったなぁ。
    作者さんもその辺の川で魚釣って料理して食べるのが好きなのかな。
    安心して最後まで読める本。

  • リストラされたおじさんの成長物語かな。
    リストラを上司のアドバイスに従ってすんなり受け入れるお人よし、娘に何も言えない父親、ちょっと情けない。
    どんぐりがきっかけで生きがを見つけ、お弁当にと成長(?)していく。
    家族に隠れて野草や川魚を調理している場面、ちょっとハラハラドキドキ。
    こんなにうまくいくことはないだろうし、世の中、いい人ばかりでもない。
    でも、良郎さんに拍手したくなった。

  • 「プレジデント」の読書特集から。「プレジデント」の読者層と同じ、中年サラリーマンが主人公。長年勤めた会社からリストラされ、再就職もままならず途方にくれていたところ、ドングリを目にする。「そういえば、縄文人ってドングリ食ってたんだよなあ⋯食えんのかな?」いろいろ調べて食ってみたら意外とイケる。じゃあ、野草は?え、地元でこんな魚とれんの?だったらこれで弁当も作れるんじゃないか?いつしか、彼は生き生きと毎日を過ごすようになる。腰痛も知らぬ間に治り、新しい出会いもたくさん生まれる。会社にしがみつくよりも、はるかに素晴らしい人生となる。お金とか会社とかよりも、大切なもの、守らなきゃいけないものって、あるなあ。清々しい小説でした!

  • リストラされた課長補佐が弁当屋さんで再生する物語。
    印象に残った文章
    ⒈ 食べるために釣る場合であっても、鮮度を保つためには、できるだけ魚を直接触らない方がいい。
    ⒉ つきましては、少し取材をさせてもらえませんか
    ⒊ 小学校高学年の児童たちに縄文時代の暮らしについて学習する一環で、ドングリを食べさせてみたい。

  • 前半は芦溝良郎さんにイライラした。優柔不断でお人好しにも程があると思いながら読んだ。後半からは運がついてきて、とんとん拍子でドツボから這い上がってくる。こうゆう柳のように人と決して争わない人が最後は勝つのかもしれないと思いながら読了。

    真面目に生きるって、大切だ。

  • 中高年がリストラされる悲哀が、身に染みるようになってきた…(年代)。いろいろな人との出会いもあり、自前でお弁当屋を始めて主人公のおじさんがいきいきしていく様子は、優しくあたたかい。小説ならでは。

  • リストラされた男性がお弁当屋さんを始める物語。「ピンチはチャンス」という言葉を思い出した。元気が出ます!

  • 49歳で住宅メーカーをリストラされた良郎は家族にバレないよう昼間に野草を探したり釣りをしたりドングリを拾ったりしていた。そのうちに、それらを調理しお弁当にして販売するまでに。実際のレシピも載っていたので実話ともいえる。なんでもアイデア次第で人生は楽しくなるもんだ。

  • 景気が良くなかったあの頃、リストラってよく聞いたな
    今よく聞かれるのは人手不足だけれど

    リストラされた中高年が人生に絶望して生きていけなくなった、とか本当によく聞いた
    そんな時に人生前を向いて生きていこう
    なんて言われてもなかなか難しかったんじゃないか

    それでも人生捨てたもんじゃないってエールをもらえるようなそんな本

  • 会社にしがみつかない生き方。健康に過ごせる毎日。これほどいい過ごし方できるおじさんはそういないかも。

  • 野草を摘んだり川で魚を獲ったりして食べる楽しさにすごく共感。でもそこからさらにお弁当屋さんをしちゃうなんて、ほんとすごい。

  • 主人公がたくまし過ぎる。
    でも、もうどうしようもないって時でも、
    動けば何とかなるよっていう
    メッセージは感じられる。

  • ひなたストアから遡って読んだが、こちらを先に読んだらおそらくストアは読まなかっただろうと思った。
    トントン拍子の展開に無理があり、こういう主人公のような中途半端な人は誰かに巻き込まれればやるだろうけど自ら立ち上がるとは思えない…
    ついでにこの結末はハッピーエンドということで良いのだろうか…?

  • 家のローンを完済したくなる本

  • 弱気なのか強気なのか。生きる力があるって羨ましい。

  • 元気出た。

  • リストラまでのゴタゴタは読みながら暗い気分になったが、野草を採ったり魚を釣ったりするあたりからわくわくしながら読んだ。ひなた弁当食べてみたい。

  • リストラされても、どんぐりって食べられるのかな?という興味を持ったことから野草、川魚釣り、仕掛けでうなぎまで釣り、お弁当を作って売るまでになるとは。そこにたどり着くまでに何気なく出会った人たちが恩人となり、協力してくれる。うーん、外に出て何かを必死でやればいいことが起こるのねーと。でもラストの「あなたをモデルに小説を書きたい」と言う、実は作家だった魚釣りの師匠のことは…流れはいけど、あなたが作者なのですか?と、ちょっと苦笑した。

  • 【あらすじ】
    人員削減を行うことになった勤務先で、五十歳目前の芦溝良郎は、上司に騙され出向を受け入れる。紹介先の人材派遣会社では名前を登録されただけで、きつい仕事ばかりを紹介され長続きしない。家族からはこれまで通りにしてくれと言われ、スーツ姿で朝から出ていく。やがて心の病を自ら疑うようになった頃、以前の派遣社員の新たな姿に励まされ、公園で見かけたのがドングリだった。そこでの思いつきが、良郎の運命を大きく変えていく…。追いつめられた末に、本人も気づかなかった潜在能力を発揮し始め、逞しく変貌していく主人公を描いた感動の長編小説!

    【感想】

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