- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040795
作品紹介・あらすじ
芦溝良郎は、社内野球大会で常務の頭部へ投球を当ててしまった翌日、二十七年間勤めた「王崎ホーム」からリストラを宣告されてしまう。そして出向先として斡旋された人材派遣会社では、仕事をするどころか自分が派遣社員として登録される始末。妻からは、隣近所や娘の手前出勤しているふりをするように命じられる。そんなある日、絶望する四十九歳無職の男に、一つのアイディアが…。
感想・レビュー・書評
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ひなた屋が面白かったから、遡ってひなた弁当。
これに出てくる釣りを教えてくれた人はもしかしてひなた屋の人か⁉︎そうなのか⁉︎そうなのか⁉︎やっぱりそうか⁉︎と思いながら読んでいた。
最後に答えはちゃんと明かされたけど、楽しかったなぁ。
作者さんもその辺の川で魚釣って料理して食べるのが好きなのかな。
安心して最後まで読める本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リストラされたおじさんの成長物語かな。
リストラを上司のアドバイスに従ってすんなり受け入れるお人よし、娘に何も言えない父親、ちょっと情けない。
どんぐりがきっかけで生きがを見つけ、お弁当にと成長(?)していく。
家族に隠れて野草や川魚を調理している場面、ちょっとハラハラドキドキ。
こんなにうまくいくことはないだろうし、世の中、いい人ばかりでもない。
でも、良郎さんに拍手したくなった。 -
リストラされた課長補佐が弁当屋さんで再生する物語。
印象に残った文章
⒈ 食べるために釣る場合であっても、鮮度を保つためには、できるだけ魚を直接触らない方がいい。
⒉ つきましては、少し取材をさせてもらえませんか
⒊ 小学校高学年の児童たちに縄文時代の暮らしについて学習する一環で、ドングリを食べさせてみたい。 -
主人公がたくまし過ぎる。
でも、もうどうしようもないって時でも、
動けば何とかなるよっていう
メッセージは感じられる。 -
ひなたストアから遡って読んだが、こちらを先に読んだらおそらくストアは読まなかっただろうと思った。
トントン拍子の展開に無理があり、こういう主人公のような中途半端な人は誰かに巻き込まれればやるだろうけど自ら立ち上がるとは思えない…
ついでにこの結末はハッピーエンドということで良いのだろうか…? -
家のローンを完済したくなる本
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弱気なのか強気なのか。生きる力があるって羨ましい。
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元気出た。
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リストラまでのゴタゴタは読みながら暗い気分になったが、野草を採ったり魚を釣ったりするあたりからわくわくしながら読んだ。ひなた弁当食べてみたい。
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リストラされても、どんぐりって食べられるのかな?という興味を持ったことから野草、川魚釣り、仕掛けでうなぎまで釣り、お弁当を作って売るまでになるとは。そこにたどり着くまでに何気なく出会った人たちが恩人となり、協力してくれる。うーん、外に出て何かを必死でやればいいことが起こるのねーと。でもラストの「あなたをモデルに小説を書きたい」と言う、実は作家だった魚釣りの師匠のことは…流れはいけど、あなたが作者なのですか?と、ちょっと苦笑した。