SOSの猿

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 902
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040801

感想・レビュー・書評

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  • 悪魔祓いの「 私の話」と、株誤発注事件調査の「猿の話」。
    いずれ繋がるであろう二つの話だけど、そんなドキドキがなかった。
    よくわからないタイミングで登場する「猿」の存在意味が理解しきれなかった。

    事あるたびに、話が本筋からそれている感じがして、大好きな伊坂作品の中でもイマイチ・・・

  • 回り回って、誰かを救うみたいなとこは「フィッシュストーリー」にも似た感じもあるけど、どうにも最後がはっきりしない感じでもやもや感が否めない。。。

    周りから聞こえてくるSOSに異常に反応し「どうにかしてあげたい」という気持ちから逃れられない、むしろ引き寄せてしまう体質の二郎という男は、留学中の悪魔祓いの体験を帰国した日本でも副業として行っていた。
    そのことを二郎の母から聞いた親戚のお姉さんが、息子の眞人の引きこもりについて相談されることから始まる。

    猿の話は後々引きこもりの眞人が半年後に起こる予言の話。
    猿の話と、私の話、で二つのストーリーが交互に語られる。
    現実と西遊記のファンタジーが入り交じる世界感は時折読んでる者を置き去りにする。
    眞人は誰かを救うためにさまざまな出来事と記憶を御伽噺として語り始める。
    コンビニエンスストアの前で歌の練習をする集団のひとり、雁子さんの「作り話は効力。物語は時々人を救うんだから」
    という言葉に関係するかどうかは定かではないが。。
    「本当に悪いのは誰?」
    いろんな記憶や情報、さまざまな人がまざりあって一つの結末を導く。すべては繋がっている。
    眞人が導いた結末は。。

    はっきりとはわからないまま、
    二郎の憶測で終わる。

    雁子さんが言ったように「物語は人を救う」
    いいように想像すればハッピーなんだ。
    実際はわからないけど。。。
    そういうことなのだろうか。

  • 嫌いじゃ無いけど好きでも無いけど。。
    面白くは無い。

    漫画家とのコラボレーションだそうです。
    商業的な感じなのか?
    最終的にむりくり纏めているようで手放し感も否めません。

    ■足の悪い田中■エクソシスト

  • 西遊記を参考に母子関係を描いたお話し。おまけに悪魔払いと株の誤発注とDVのお話しがついてくる。
    漫画とのコラボで伊坂さんだけの創造ではなかったようでなんか、面倒くさかった。

  • 匂い立つほうの伊坂作品。
    変な表現だけど、臭くてちょっとむっとするのにかわいらしくて嫌いになれないかんじ。好きな人が着たあとのTシャツみたいなかんじ。
    悪人が悪人としてちゃんと厭な思いをしなかったのがすこし不満。やっぱり勧善懲悪の伊坂作品がすきだ。

  • 伊坂幸太郎っぽい、様々な登場人物の出来事が交差するストーリー。主人公の二郎真くんがイタリアで悪魔払いを学んできたということ、五十嵐真が因果関係を追及することなど前半のそれぞれのパートは非常に面白かったが、後半のふたりが出会うところから西遊記のストーリーを詳しく知らない私としては飽きが出て来てしまった。

  • 2つの話がつながったとき、ほんとスッキリして読みごたえがあるし、順番に読むことで飽きがこない。

    でも、現実なのかなんなのか、少しこんがらがった(´_`。)

    読み終わったあと、伊坂さんらしくなかったような気もしたけど、、、。

    おもしろかった!

  • パラレルワールド構成で頭がこんがらがる。各事件の断片が緩やかに繋がっており、悪魔やら、孫悟空やらでファンタジーチックに関連を処理していく。
    各シーンでの孫悟空登場によるコミカルな描写が痛快。漫画の世界である。
    漫画と違うのは主人公の心の描写が詳細なことだろう。そこに作者のウィットが発揮されている。
    小説家ならあたりまえなのか、この言葉の操り方は絶品である。
    あたしのこの文章とは雲泥の差である。

    ちなみに漫画はよんでないです。

  • 家電量販店の店員である遠藤二郎は、悪魔払いを副業としていた。そんな二郎が、旧知の友人辺見の姉から、その息子眞人の引きこもりの相談を受ける。眞人は悪魔憑きなのか否か、本人は斉天大聖孫悟空を名乗り、不思議な話を始める。
    伊坂らしいファンタジーと現実の混ざったお話。まあまあ面白いかな。あとがきにコミックとの連動もあると書いてあったが、コミック本は知らない。

  • ☆以前に読了

    あっちがこっちでそっちがあっち。
    ファンタジーなのか現実なのか。
    最後の繋がりはやはり伊坂作品だと感じた。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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