早雲の軍配者

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 995
レビュー : 170
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120040993

感想・レビュー・書評

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  • 伊勢宗瑞(北条早雲)に才を見出された少年、風摩(風間)小太郎が主人公。
    話は、宗瑞との出会いから戦を導く軍配者となるため足利学校で学び、早雲の孫・千代丸の初陣直前まで。

    真っ直ぐな小太郎と苦労しながらも夢を目指す勘助、伊勢氏と敵対する間柄ながらその才を認める冬之助、長尾一族の景岳など。小太郎が出会う人々は、いずれもどこかで聞いた名前。主として友として軍配者として、どんな風に歩み、知勇を戦わせるのか、ぐぐっと今後の興味がそそられます。

    一般的な歴史小説よりも読み口がさらっとしていて手軽。大名や武士の戦記というより、戦国時代を生きる少年~青年たちの青春小説なので、感覚的にも読みやすいです。
    著者の本は初読み。面白くて、一晩で一気に読んでしまいました!続刊にも期待。

  • 伊豆 風間生まれの小太郎は
    北条早雲に認められ
    14才の頃から戦いのための

    足利学校に入学し英才教育を受ける

    一緒に学んだのは

    関東の支配権を巡り
    敵対している
    扇屋上杉家の冬之助

    のちに武田の軍配者になる
    山本勘助

    戦国時代の学園青春物語

    戦国時代にも“戦”を学ぶための
    学校があるんですね!
    学校では友達だけど
    卒業したら各家の要人として
    軍配者になり『ライバル同志』になる



    時代小説だけど

    青春モノとして楽しめます



    学校で青春過ごした友達同志が
    ライバルになったときに
    “戦”でどう活躍するのか
    続編が楽しみです

  • 面白かった!
    江戸や小田原のこと、北条早雲のこと、戦国時代の関東地方のこと、戦のしかた、軍配者という人々など、いろんなことが分かって楽しかった。主人公たちが若くて気持ち良い。伊奈十兵衛、好きっ!

  • 歴史小説って、文体といい設定といい苦手意識があったのだけど、キャラクターがみんな個性があって読みやすかった。
    小太郎たち3人が、将来は敵対することになるだろうけど、足利学校で学んだ仲間、という青春小説っぽいところも読みやすかった要因かな。
    シリーズの残り2作も気になる!

  • 古来、戦の全般について君主に助言する専門家を軍配者と言った。早雲が自ら亡きあとの孫の代のために見いだした軍配者候補は12歳の少年だった。
    戦国時代の話ですし、軍配者といういわゆる軍師のような存在を扱った話なのですが、主人公が少年なので、どちらかと言えば、少年の成長物語です。戦国の合戦物を期待すると、宛が外れます。
    スラスラと詠めて、なおかつ面白いです。
    3部作の1冊目なのですが、先に2冊目の「信玄の軍配者」の方を読んじゃってました。もう一度読み返してみたくなりました。

  • 2011年9月14日読了

    時代ものはちょっとトラウマあったんですが、これは帯やコピーにもあるように、まさしく戦国青春エンターテイメントでした\(^o^)/
    軍配者を目指す青年3人の物語と言った感じなんですが、最終的にこの3人はそれぞれ違う主に士官し、敵対していくんですね。けれど憎しみ合うのではなく、相手の策を褒め、そしてそれを上回る策を練ろうと思っちゃう辺り可愛いやつらだなと思います。

    1巻は小太郎の物語。
    彼がどう育ち、軍配者になるか…の経緯でした。ここで後のライバルである四郎左(勘助)と冬之助と合うんだけど、この3人があまりにも仲良すぎてちょっと嫉妬wwww 特に四郎左と小太郎は年が離れているけど、親友レベルまで昇華してた(笑)
    四郎左の勘助を名乗るくだりは新たな視点だと思ったし、四郎左自身決して清廉潔白ではないけれど、正直で優しいやつなのがグッとくる。病気のせいで醜い姿になったことを跳ねのけるように、知識を身につけていくので、なんつーかイケメンにしか見えなくなってきたし。ちょっとヘタレな部分があるのも可愛い。見返りなしで友人という立場にいる小太郎を非常に心配したりして、親友より兄弟と言った方が近いのかもしれないな。
    読んでいて泣きそうになったポイントはいくつかあったけど、最後の四郎左と小太郎の別れはもう悲しかった。小太郎と同じ気持ちだったよ!

    これは小太郎の話であると当時に始まりの話でもあるので、続刊が気になっちゃうね!!

    あと、やっぱり小太郎はちょっと浮世離れしてると思う(笑)

  • 三部作の最初の話。
    軍師ってかっこいい。
    今度、孫子とか読んでみようかな。

  • 歴史小説ってちょっと苦手なのですが、惹き込まれてしまいました。登場人物がかっこよくて!ドラマも戦も自分の想像だけじゃ物足りないので漫画化とかアニメ化とかしたらいいのに。とか思ってしまいました。

  • よくある戦国系の時代ものかと思えばそうでもなく、戦略をどう学ぶか、どう組み立てるかが、ストーリー仕立てで進んでいく。
    登場人物もキャラクターが立っていて、スピンオフ的なシリーズを期待してしまう。

    ひさびさ面白かった。

  • これ・・・ちょーー面白いよ♪元来歴史小説は僕苦手なんだけど、そんなん関係なしで別格で面白かった。続きが読みたくてとめられなかった。続編もあるから滞留してるやつ読み終わったら絶対買う!!

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著者プロフィール

富樫倫太郎 1961年、北海道生まれ。98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」「妖説 源氏物語」シリー
ズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「生活安全課0係」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズなど幅広いジャンルで活躍している。


「2019年 『スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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