幕末銃姫伝―京の風 会津の花

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 163
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041259

作品紹介・あらすじ

武士の誠を尽くしながら幕府と朝廷の間で翻弄される会津藩。幕末動乱の中、佐久間象山、勝海舟に師事した兄の薫陶を受け、砲を学び、銃を手にして敢然と鶴ヶ城の戦いに挑んだ若き女性-戌辰戦争に新しい光を当てる書き下ろし歴史長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 山本八重の半生を描く。
    良き妻としてではなく、全く違った生き方をしようとする。
    旧弊な幕府や藩の中で、意識改革をし、新しい国づくりを模索する。
    八重と男たちの葛藤。
    時代を先どった男たちが鮮やか。
    悩みや偏見を乗り越え、銃を持って戦う八重は、清々しい。

  • NHK大河ドラマ"八重の桜"が面白いので図書館で借りて読んでみた。

    この本は八重の少女時代から戊辰戦争までの話。裁縫などの女らしい事が苦手で銃や砲術にしか興味がない男勝りの八重は、何故自分は女なのか女らしい事が出来ないのにどうやって生きて行けば良いのかを悩み苦しみながら、最期は鶴ヶ城に立てこもり結納品のスペンサー銃で官軍と戦う。

    刀や槍などの昔ながらの戦に固執する年配藩士と、先進的な軍備を目指す兄、覚馬や八重の対立など読み応えがある。

    大河ドラマの影響で八重=綾瀬はるか とイメージして読み始めたが、途中からそんな可憐な娘じゃないことが分かり、大柄な八重もなんだか可愛らしく思えた。

  • もっと八重の活躍が見たかった。

    兄覚馬と共に早く生まれ過ぎた惜しい人材である。

  • 福島県出身だからという要素を抜きにしても、色々と考えさせられること数多。

    日本史は疎いのだけれど……、“維新の英雄”と“明治日本の立役者”と“(会津にとっての)裏切り者”という相反する要素が両立してしまう激動の時代を、しみじみと考えさせられた。

    映画、小説、漫画などなど、あらゆる創作媒体でこの時代が描かれる理由が、遅まきながらに実感できた。


    さて。
    NHK大河『八重の桜』を思い起こした。公式には原作小説等は存在しないとのことだったが……。
    (約30数話までしか観ていない)自分が観た『八重の桜』の世界観を、何ら裏切ることはなかった。

    途中で投げ出した後の話もきっと、続編『維新銃姫伝』に準じているのだろう。

    読むべし。

    ★4つ、8ポイント半。
    2015.06.18.図。

    ※大河で西田敏行さんが演じていた西郷頼母が、実は40そこそこだったというのが……(笑)。

  • 藤本ひとみにしては面白かった

  • 藤本さんが幕末ものを書かれていたんだ!と驚いて手に取った、新島八重さんの物語。
    大河ドラマも見ていますが、八重さんのキャラクターは大河と近い印象。
    ただ、大蔵との関係がしっかりと描かれていたのが個人的に好きでした。

  • 2013年の大河ドラマ、山本八重さんの戊申戦争までの話です。最後の籠城戦で一気に読ませます。老兵士とのやり取りがいい。

  • 会津戦争までの新島八重さんの物語。
    大河ドラマの主人公なので気になって買ってみたけど、会津以降の話が読みたかった。。
    内容はまあまあおもしろかったかな。
    (最初の旦那さんが少し情けなく書かれていたのが残念。)

  • 戊辰戦争まで。思っていたより八重の活躍が少なくて残念。でも、八重が、その当時の女性のようには振る舞えず、女性であることに苦悩しもどかしく思っていたのがすごく丁寧に書かれていた。会津戦の厳しい戦いはすごく詳細に書かれていたけど、それまでは割と淡々としていて、もっと読みたいなって感じもした。明治が始まってから八重はどうなるのか。

  • 八重12歳から戊辰戦争まで。

    八重の桜で興味を持って読み始めたけれども、山川大蔵と八重の関係性がとても少女漫画で読んでいてすごく面白かったw
    尚之助がどこにでもいる、現代にもいそうな逃げ腰だけれども最後はちゃんと一応頑張れる男だったり、そういうのもいい。

    途中の着物なのに銃連射する八重のシーンがものすごく格好いい。そしてそのことをあとあとまでネタにする平馬がとてもいいキャラしてる。

    途中までは少女漫画な空気でふわふわとしているところもあったんだけれど、戊辰戦争に入ってからはもうものすごい勢いで話が流れていくみたいだった。戦う八重がものすごく格好いい。

    全体的にとても読みやすかった。続きの維新編も読みたい。

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著者プロフィール

藤本 ひとみ(ふじもと ひとみ)
1951年、長野県生まれの作家。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。
国家公務員として厚生省に勤務し、その後は地方公務員に。兼業で少年・少女漫画の原作を手がけて、1984年集英社第4回コバルト・ノベル大賞を受賞。1992年に西洋史、犯罪を主題とした小説を描き始める。『侯爵サド』『ジャンヌダルク暗殺』で第19回および第23回吉川英治文学新人賞の最終候補。
ほかの代表作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』など多数。

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