できれば機嫌よく生きたい

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041471

感想・レビュー・書評

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  • 日々の暮らし、旅先、本の感想、病のこと、と纏まりがあまり無く漠然とした感じでしたが穏やかに読めました。
    本に関するエッセイは内容を割と詳しく書かれているのでネタバレ感もすごいのですがそれでも「面白そう、私も読んでみようか」と思える作品が幾つも。本の作者がすごいのかエッセイの力なのか分かりませんが読みたい本が増えました。

  • 文字制限、求められている表現がある中で、自分が伝えたいことを書くこと。

  • 読み始め…11.5.27
    読み終わり…11.6.2

    とある日車の運転中に流れていたラジオ放送を聴いたことがエッセイイスト岸本葉子さんとの初めての出会いでした。ラジオではゲストとしてお話をされていた岸本さんですが、その印象が私の耳にとても心地よく響いてきて、岸本葉子さんのことをもっと知ってみたいと思ったものでした。

    そこでさっそく検索してみると、岸本さんのエッセイは日常の暮らしぶりをテーマにしていることがわかった中で、そのテーマの中身たるやジャンルの多いこと! 著作の紹介を見ると テーマの幅がとても広く、そして短期間で数多くのエッセイを書いていられることがわかりました。

    ぜひ読んでみたいと思うエッセイがいくつかあり、近くの書店で探してみたのですがこれがなぜかなかなか見つけられず...。やっと見つかったのが「できれば機嫌よく生きたい」でした。

    読み初めはラジオから聴こえてきた時の岸本さんの印象とは少し違うような・・とちょっぴり馴染めない気持ちにもなったのですが、後半には私の心にすーっと風のように流れ込むものが感じられてよかったかなと思いました。

    もっと読んでみたいエッセイがいくつかあるのでこれからも楽しくお付き合いをさせて頂きたいと思っています。

  • 個人的に、エッセイというのは小説よりも難しいと考えている。なにしろ、自分が体験したり、思ったことを面白おかしく誰かに読ませるというものであり、興味を持っていただけなかったらそれで終わりだからだ。わたしが好きなエッセイに田口ランディの「出来ればムカつかずに生きたい」というのがあり、タイトルが似ていたので思わず手にとったが、とてもつまらない。つまらない、というより退屈である。この人の文章に始めて触れたということもあるし、感覚的に合わないのかもしれないけど、それ以前の問題があるような気がした。作者はよく病気をするようだ、という情報しか頭に入ってこないくらい、文章の中にアクセントがない。半分までしか読めなかった。

  • 2011年1月
    川口市立図書館で借りて読みました。

  • 過去のいろいろな雑誌に掲載されたものを集めたもののせいか、なんとなくテーマがばらついてたように感じた。

  • 岸本葉子さんの本を読んだのは初めて。
    何かの雑誌でいくつかの文章にであった事はあるかもしれない。名前は知っていたので。今回は表紙に惹かれて読んでみた。

    さっぱりとした印象。
    生活の事、病気の事、本のレビュー、最後の方はエッセイの描き方まである。なんだかエッセイストのメモか日記を読んでいるような本だなと思った。
    結婚をせず、病気を抱え、親の老後も考える・・・現実的だけれど暗くはない。問題事ももサクサクっと軽いリズムで綴られる。文字も大きくともかく読みやすい。
    生活の本だと思う。

    ただ、困った事に、本中で紹介される本や映画。
    面白そうだな、読んでみよう。と思った瞬間にどんどんストーリーを暴かれてすっかり語られてしまう。
    なので本や映画の紹介だな、と思った瞬間にそこだけ飛ばして読ませていただきました。

  • 相変わらず琴線に来ないというか、ピンと来ないというか。

  • 先輩世代の、今後の生き方について書かれています。
    親の介護、自分自身の病気、アンチエイジング、生き方など参考になることがあります。

  • 今日、読み終えたのは、岸本葉子さんの新刊です。
    この本は、過去に色々な雑誌に掲載されたものを、まとめたもので
    ぎゅぎゅーっと凝縮してくれている岸本さんファンには、願ってもない
    嬉しい1冊。

    日常に転がっているさまざまなテーマで、体、病気、読書、欲しいもの、
    買い物、食べ物など多岐に渡っています。

    終盤になるに連れ、もう読み終えてしまうという寂しさもあるけれど、
    この本のタイトルでもある「生きていれば色々あるけど、機嫌よくありたい」
    が登場するあたりでは、私もいろんな病気や障害を持った身として、
    そうそう!本当に今こうしている自分は、無数の幸福が重なった上で
    暮らしていられるのだと、じんわり文字から温かさも伝わって来ました。

    岸本さんと同じく、年を重ねるにつれて、昔と違ったところで、
    涙したり笑ったり、私ってこんなんだったっけ?って思うほど、
    ちょっとしたことに、素直に感動して来るようになりました!
    こんな時代だからこそ、機嫌よく日々暮らしたいですね。
    助けになってくれた一冊でした。出会えて、良かったです~~~!

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著者プロフィール

岸本 葉子
1961年鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。エッセイスト。会社勤務を経て、中国北京に留学。著書に『エッセイの書き方』『捨てきらなくてもいいじゃない?』『50代からしたくなるコト、なくていいモノ』『楽しみ上手は老い上手』『50代、足していいもの、引いていいもの』(以上中公文庫)、『ふつうでない時をふつうに生きる』『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』『60代、少しゆるめがいいみたい』(以上中央公論新社)、『ひとり老後、賢く楽しむ』『ひとり上手のがんばらない家事』(以上だいわ文庫)、『わたしの心を強くする「ひとり時間」のつくり方』(佼成出版社)、『60歳、ひとりを楽しむ準備』(講談社+α新書)、『90歳、老いてますます日々新た』(樋口恵子氏との共著、柏書房)、俳句に関する著書に『私の俳句入門』(角川ソフィア文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『つちふる』(KADOKAWA)など多数。

「2024年 『毎日の暮らしが深くなる季語と俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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