幻視時代

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 172
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041594

感想・レビュー・書評

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  • 過去の事件を回想し、謎を解いて行くスタイルのミステリ。解説では『議論型』という表現が使われている。
    謎解き自体はストレートで、既存のシリーズのようなアクロバティックなところは余りない。また、登場人物3人が行う議論もあっさりめで、個性的なキャラクターがああでもないこうでもないと言い合うシリーズものに比べると、こちらも薄味。
    だからといってつまらないわけではなく、あっさりめの分、取っつきやすく、パズルのように楽しめる。

  • 18年前に起きた大震災直後の一枚の写真に大学生時代の自分と瀕死の恩師が写っていた。そこにはもう一人、その震災の4年前に死んだはずの同級生だった女の子も写っていた。
    謎の死を遂げていた女子高生。幽霊なのか?生きているのか?
    高校時代の文芸部での出来事の回想から始まり、後半の推理合戦まで真相が気になり一気に読みました。
    強すぎる自意識が起こした若さゆえの過ちが一生ついてまわります。出来心は恐ろしい。居酒屋で語られる推理合戦はあれこれ違う方向へ振られながらも、最終的には伏線を見事に回収し、意外な真相へ着地させられた感じ。スピード感もあり面白かったです。
    結局のところ、写真の女子高生は・・・というところだけ物足りない感じがしました。
    西澤さんの作品にしては珍しく特異な性癖をもった登場人物もなく、正統派なミステリーでした。

  • 西澤氏にしては捻りもオチもなく。

  • 前半の学園生活はメリハリがなく淡々としているので何も起こらなそうな穏やかな展開でした。そんな中での『不可思議』の提示だったので、なんだかつまらない方向に逸れて期待が萎みそうな気がしましたが、そこはきっちりと裏返してくれました。
    後半は著者らしいお決まりの推理合戦でしたが、推論も解決も納得のいく内容でした。ピタリとピースがハマって綺麗に落ちた感じで良かったと思います。

  • 「死亡したはずの人物が写真に写っていた」理由付けがいかにも苦し紛れで興ざめ。ロジックに破綻はないが、ミステリの醍醐味である「驚き」に欠ける。

  • 思っていたほどホラーじゃなくて。
    謎解きの部分は言葉遊びのようになってしまっている。まあまあかな。

  • 久しぶりに西澤作品に接したが、原点に立ち返ったかのような酒席における推理談義を味わえて良かった。少し残念であるのは、ネタの割には小粒な読後感であったことであろうか。

  • 途中まで面白かったのですが、ラストがちょっとしっくりこなかったです。
    もうちょっとぴしり、と決まるほうが好きなんだろうな。

    装幀 / 松 昭教(bookwall)

  • 冒頭の心霊写真が気になって一気に読んだ。
    がオチがイマイチ。。。

  • 久々に西澤保彦の爽快感がありいい作品ですね。

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