小説読本

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 132
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041624

感想・レビュー・書評

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  • 三島由紀夫の小説に関するいろいろなエッセイを集めた物。とても面白かった。ぼんやりと何かが見えかけているとき、外国の人の話ばかり耳を傾けていたくなくて読んだんだけど、良かったと思う。小説を書くのって、上を見ればキリがなく簡単ではないんだけど、とても面白いもののように思えた。作品を読むのが楽しみに。

  • 取り立てて感想はない。図書館本。

  • 告白するとこれが三島初体験。いやだってほら、ねぇ。三島さんってば世間に流布している情報からすればどっかいっちゃってる人ってイメージじゃないですか。普通の人は自決とかしないし。なんとなく敬して遠ざけていたのですが、図書館でふと手にとったら面白いんだこれが。なんで小説家は小説を書くのかとかね。小説は言語で完結するとかね。いちいちウンウンと納得。でもここまで自分を客観的に分析しながら、それでも写真集を作っちゃったりしたのはなぜなのかなぁ。それも専守防衛だったのだろうか。そうなのか。なんともよくわからないけど、小説も読んでみようと思った。でもエッセーが好きだからって小説も好きとは限らないんだよね。自分の場合その代表例は村上春樹。

  • 三島由紀夫の小説論・創作方法を独自に編集したもの。

    【一覧】
    ・「作家を志す人々の為に」
    ・「小説とは何か」
    ・「私の小説の方法」
    ・「わが創作方法」
    ・「小説の技巧について」
    ・「極く短い小説の効用」
    ・「法律と文学」
    ・「私の小説作法」
    ・「法学士と小説」
    ・「法律と餅焼き」
    ・「自己改造の試み」
    ・「「われら」からの遁走」

  • 012051.

    自作や他の作家の作品を例にしながら創作の実際に触れる。小説家志望者へのアドバイスも。

  • 名著『文章読本』の姉妹篇。小説とは何か。わが創作方法。小説の技巧について。作家を目指す人々の為にミシマが遺してくれた書物。

  • 文章のためのハウツーはいろいろあって、私もいくつか読んでみましたが、・・・まぁ時間の無駄だったかな・・・と思うようなものも・・・(*・∀・)。結局、文章というものは、説明書のようなハウツーなどが助けになるような甘いものではないのです。大野晋先生の新書とこの本はよかった。・・・バタイユに言及したりしていなければ高校生諸君にも薦めたいところなんだけどwwww

  • p18 向井秀徳を思い出した。
    23 芸術上の制御装置

  • ここに書かれている小説とはいわゆる『ライトノベル』とはまったく性質を異にするものと覚悟の上で読んだつもりだったけど意外や意外にラノベにも共通項を見い出させる部分が少なくなかった気がする。全ての作家志望の人にも一読の価値ありかと。あとやっぱり三島由紀夫は(いい意味で)変態です。

  • 読みきるのに覚悟がいった。本書は著者三島由紀夫の主張の塊で絶大な影響力をもってして読者の価値観を揺さぶる。
    今後の小説の読み方が変わるのは避けられないだろう。

    現実と超現実が相まみえるのが小説だ。
    私たちが生きている世界とは全くの別次元だが酷似している。
    自分のいる世界を小説の中のそれと同一かのように錯覚してしまうことだってある。文章が自分の記憶の中の風景を連想させ、笑い、怒り、涙を引き起こすこともある。

    また、本書でも述べられているが、「死」が賛美されてしまうのも小説の持つ特異性だ。

    いかにして死ぬか、誰が死ぬか、誰に殺されるか、を読者は黙々と楽しむ。
    狂気に満ちた言行に興奮し、エロスを期待する。

    恐らく、小説は普段表に出さない、人の奥底に眠る不徳と破壊への欲望をくすぐるのだろう。それも絶妙に、その欲望が目覚めぬ程度に。

    しかし、小説はどれも優しいものばかりではない、時に読者は自分の内にある触れてはならないそれが眠っているのに気付いてしまう。

    戸惑い、自己を軽蔑する。

    それでもまた新たな小説を手に取ってしまう。

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