アンダスタンド・メイビー 上

著者 :
  • 中央公論新社
3.56
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本棚登録 : 1084
感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041679

感想・レビュー・書評

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  • 舞台はつくば。
    住んでいたことがあるため、かなり具体的に想像でき楽しめた。人工的な街で大きな公園もあり、自然に恵まれているイメージだけれど、たしかに広すぎて物騒。
    だから、余計にありそうな話だと思ってしまう。

  • 島本さんの新刊。
    読み始めはふつうで、どういう展開になるんやろ~?上下もあるし・・・と思ってたら、途中でいきなり状況が変わるシーンが。
    やっぱりこっちにいくか~・・・って思ったら、読み進めるのがしんどくなってしまったけど、頑張って読んだ。
    でも、読み進めていくうちに、いろんな恋愛をする中で味わう気持ちに共感したり、上下巻もあるから主人公にそのうち少しだけ感情移入?というか親近感みたいな、そんな気持ちがわいてきて、面白く感じるところもあった。話はつくりすぎてる感じするけど、でも、島本さんが楽しんで書いているような気がして、楽しく読めた。

  • まぁまぁ面白かったと思う
    主人公の黒江は色んな経験をして色々学んでいったんだなーと。

  • 図書館にて。
    なんだこれは、というのが最初の印象。
    虐待やレイプを作中に入れる小説は多々あるけれど、
    これは読み手にその痛みをダイレクトに味わわせるほどのインパクトがある。
    こちらにその痛みや辛さが感染する、きつくてひりひりした小説。
    主人公の行動が過激な気がするが、家に一人取り残されたら、仲間を求めて不安定になるだろう。
    学校での辛い様子もリアルで、読み終わっても思い出したくない昔を思い出させられたようでずっと辛かった。
    これが筆力ということか。

  • これまで大前面には出てこなかった著者のモチーフであろう「暴力」がかなりはっきりとでてきていると感じた。後半、どのような展開になるのか、続けて下巻に突入だ。

  • 中学生ながら、いろいろ考えてる感じとかはいつも通り。羽場先輩に賢治君と、キャラクターが強め。

  • 黒江は、同年代の周りの子よりも、礼儀正しく常識があるように描かれているけれど、私には無防備で幼い考えの子供にしか思えなかった。
    それは、片親で家族関係も上手くいかないことから起因する寂しさや孤独、といいたいのかな?
    とりあえず、下でどうなるのか期待。
    なんだかんだ言っても、私はこの作者の本が好きだと実感。

  • シャイな中学生の恋愛に、胸キュン・・・

    と思ったら、そのあと、どんどん堕ちていくので驚く。
    昔懐かしいマンガ「瞬きもせず」を思い出す。
    親がダメだと、子はこうなっていくという典型的な流れ。

    男関係だらしない人って、寂しがりなのかもしれないけど、
    それ以前に下半身の問題って感じで、感情移入絶対できない。

    なんだか、ケータイ小説じみた展開に、ちょっと辟易・・・
    下巻どうなるか・・・

  • 読んでる途中にもいろんな想いで息苦しくなるようなこの感じ、久々です。まさに大好きな島本理生さんの世界。

  • 2011/01/29
    私の好きな島本理生だ。うれしい。

    下巻も早く読もう。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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