歌舞伎町セブン

著者 :
  • 中央公論新社
3.35
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本棚登録 : 821
感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041754

感想・レビュー・書評

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  • 冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の死体で発見された。死因は急性心不全。事件性はないはずだったが・・・。
    「歌舞伎町セブン」とは「欠伸のリュウ」とは何なのか。

    全く予備知識なしに読んだ。
    黒幕は当初予想だにしなかった人物、登場人物がそうつながるのかと、それなりに面白かった。
    (図書館)

  • とても面白かったです。相変わらずの痛すぎる描写はちょっと目を細めながらですが。どんどん巻き込まれていく小川と上岡にちょっと同情しつつ、最後の「書く、書かない」のやりあいは、こんな血なまぐさい話なのに微笑ましく感じてしまう不思議。この7人が今後どう動き、そして東さんがどう絡むのか、楽しみです。

  • このシリーズはとにかく自分の価値観や正義がぐらんぐらんになる。
    クライマックス近くまできて、やっとあの人に気付く自分…。どんだけボーッと読んでるんだ…。ちょっと自分で自分が情け無い。
    東さん、どんどん重厚になってくるなぁ。

  • 歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見されたのをきっかけに、この街の日常がずれ始めた。その真相を追う人々が、必ずぶつかる「歌舞伎町セブン」とは何を意味するのか?

    誉田哲也を読んだのは4年半ぶり。本作は「ジウ」シリーズと繋がっているらしいが、そのシリーズを読んでいないのでわからなかった。歌舞伎町が舞台だと、どんな陰惨な描写もありそうに思えてくる。スピード感にあふれる展開で一気に読ませるけれど、若干の消化不良感も。
    (B)

  • 硝子の太陽で歌舞伎町セブンを知って、読んでみた。
    誉田哲也の本は、地名やお店の名前がたくさん出てくるので、ついついGoogleマップで調べながら読んでしまう。
    この本で、だいぶ歌舞伎町にも詳しくなってしまった。
    一度歩いてみたい。

  • 欠伸のリュウ、歌舞伎町の現代版仕置き人。ちょっと芝居がかった設定とストーリーだけど読みやすい。続きもあるみたいなのでそのうち読んでみよう。

  • 題名から判断するに、『セブン』は何を表しているのか?7?ウルトラマン?いろいろ考えつつ、読み進み、結果は極々シンプルなものでした(^^;)ストーリー展開も、ストレートなもので、悪く言えば、期待通りって感じでした。ハラハラドキドキがない分、安心して読める感じです。新宿って、あまり行ったことがないですが、本当にこんな街なのかなぁ〜って確かめてみたい気がします(^^)

  • 「ジウ」から6年後の物語。姫川は一切出てこなかった。
    東弘樹も事件に関わらず、歌舞伎町に棲む者たちの物語。「ハング」で登場した津原が歌舞伎町セブンになる物語かと思ったら違っていた。
    「国境事変」の川尻、「ハング」の津原、そして今作の小川と若手警察官の描き分け方が面白い。

    p263の小川の「だったら、見せてください」に何故かグッときて涙が出そうになった。
    岩谷(マサ)との対決が尻すぼみのようで残念に感じたが
    三田静江の過去も含めた諸行無常感は次作でのジウ再来の物語につながるのかな?と思った。

  • 遅蒔きながら全体が理解出来た。

  • N 読了後、何度も図書館で予約入れて。
    いつでも読めると思いつつ。
    よーやく読めて、そして。よかった‼︎

    なんとなく、昭和の香りがする人情モノ。

    新鮮な気持ち⁉︎神聖な⁉︎
    今度行く時には、歌舞伎町‼︎どう、感じるのかしら⁉︎

    なるほどねー。
    セブンの、成り立ち。
    新メンバー‼︎

    このシリーズも、楽しみっ。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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