人質の朗読会

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 3008
レビュー : 621
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041952

感想・レビュー・書評

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  • 全てにおいて淡々と語られていて、人間と言うのは、死を目の前にすると、他人から見たら何でも無い日常の一片を出すものなのかも・・・と考えさせられました。ドラマ化されたと聞いて、是非とも観たい!小川さんの作品の実写化は難易度高そうなので。。

  • 「今自分たちに必要なのはじっと考えることと、耳を澄ませることだ。しかも考えるのは、いつになったら解放されるのかという未来じゃない。自分の中にしまわれている過去、未来がどうあろうと決して損なわれない過去だ。」(11 ページ)

    8人の人質が、自分の過去から一つの思い出を書き出して、朗読し合う。

    もし私がその8人目だったら、
    どの思い出を書き出して、どんな声で朗読するだろう。

    過去の思い出は誰にも邪魔されない。

  • タイトルと冒頭から得られたワクワク。報われることは無かった。

  • 人質として亡くなった方々が自分の過去を物語仕立てにして語った短編集。
    極限状態で淡々と語る姿に違和感。
    ちょっと私には合いませんでした。

  • 私にはあまり良さがわかりませんでした。
    人質が話したという設定がどう生かされているのかも理解できず。

    人間が単純にできているので、複雑な心情を理解しつつ読むのは無理だったのかもしれません。

  • ★★☆☆☆
    壮大な釣りタイトルの短篇集
    【内容】
    短篇集

    【感想】
    とある国で誘拐された日本人達が、自らの経験を自分で書いて監禁されている時に朗読し合ったって感じで始まります。

    このプロットの時点で、朗読によって犯人の狙いとか、揺らぎがわかるのかなーって思うのですが、
    全然違います。

    単に短篇集です。
    文体も全部同じです。(各々が書いたって設定はどっかに飛んでいきました。)

    よって、やり投げ男の話が永遠と続いたりかなり退屈です。

  • 小川洋子初体験だが、ちょっとテレビ的すぎるような感じがした。俺はあまり好みではないな。

  • もう少し重いかと思ったら、想像してたより、アッサリとしたストーリー。

    2013.6.26読了

  • 中南米で人質となった8人の日本人が、死と向かい合いながら自分の人生で起こった一瞬を「朗読」するというお話。なぜ問わず語りでなく、朗読なのか?どこに人生の希望を持つのか?さっぱりわからんかった。

  • 【紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人。そして…。
    連作短編。】

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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