花桃実桃

著者 :
  • 中央公論新社
3.53
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本棚登録 : 492
レビュー : 124
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120041969

作品紹介・あらすじ

40代シングル女子まさかの転機に直面す。昭和の香り漂うアパートでへんてこな住人に面食らい来し方をふり返っては赤面。行く末を案ずればきりもなし…ほのぼの笑えてどこか懐かしい直木賞作家の最新小説。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公・花村茜・43歳独身。
    肩たたきにあい会社を辞め、
    父・桃蔵が遺した「花桃館」という、おんぼろアパートの住み込み管理人となる。
    「花桃館」の向かいにはお寺があり、そこには6つのお地蔵さん。
    猫ちゃんが日向ぼっこしてるかと思えば、幽霊(?)が出てきたり…。

    この茜が、何とも言えずユニークで面白いんです。
    特に和歌の解釈がいい味でね。
    「思ひあらば 干なましものをいかでかは 返す衣のたれも濡るらむ」
    気遣いのある人なら、なまものは干してから送るのが普通なのに、
    ひっくり返したこちらの服も濡れるほど、汁けのあるものを贈ってくるなんて!
    間違ってはいるんでしょうが、これはこれでいいような気も…(笑)

    店子がこれまた風変わりな人々の集まりで、
    猫好きな探偵、ウクレレ奏者を目指す青年、万年整形女性、クロアチア出身の詩人、
    フリーライターで3人の子持ちやもめ、以前住んでいた夫婦の幽霊(?)、
    そして父の生前の恋人で、韋駄天走りをする老女も…。

    お墓が見えるのは怖いけど、
    お地蔵さんのそばで、日向ぼっこする猫ちゃんがいるアパート。
    住んでみたい気がします。


    花桃は大きい実を結ばない。でもきれいでしょう。
    人間もおんなじ。
    あなたはあなたよ。

    そんな風に言ってもらえたような気がします。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      私が2冊読む間にうさこちゃんは何冊読んでるの〜ヾ(≧∪≦*)ノ〃 凄いわ。

      あっ、うさこちゃんと呼ばせ...
      こんばんは(^-^)/

      私が2冊読む間にうさこちゃんは何冊読んでるの〜ヾ(≧∪≦*)ノ〃 凄いわ。

      あっ、うさこちゃんと呼ばせてくださいm(*_ _)m

      私はけいたんでもけいちゃんでも好きなように読んでもらえれば嬉しいです♪

      話は戻って、たくさん読まれた中からこの本が一番気に入ったよ!
      アパートの話って好き。
      しかもアラフォー(笑)
      あっ、私はもうアラフォーではないか…。

      中島京子さん、また読みたいと思っていたので。いつか読むね〜♪

      その前にうさこちゃんに紹介してもらっている垣谷さんを読むね。

      でも、その前に今桜のシーズンなので桜にちなんだ話を読むのでもうちょっと待っていてね(*^^*)♪

      それではまたね〜
      2016/03/29
    • 杜のうさこさん
      けいたんさ~ん、こんばんは~♪

      うさこちゃん♪なんだか恥ずかしいけど嬉しいわ(#^^#)
      私は、けいちゃんと呼ばせてね!
      なんか...
      けいたんさ~ん、こんばんは~♪

      うさこちゃん♪なんだか恥ずかしいけど嬉しいわ(#^^#)
      私は、けいちゃんと呼ばせてね!
      なんか小学生に戻ったみたい(笑)
      でも、周りから子供みたいって言われてる者どうしだから、いいよね~♪

      そうなの、読みたい本に追われて、自分でも驚くくらいのペース(笑)

      この本、大ヒット!
      とっても面白かった~♪
      へんてこりんな店子さんばかりなんだけど、
      主人公が負けず劣らずで(笑)

      エッ?アラフォー卒業?
      いらっしゃいませ~~うふふ(#^^#)
      2016/03/29
  • 父の遺言で花桃館という古いアパートを相続する事になった40代未婚女性の主人公。アパートには個性的な面々が暮らしていて、自分も大家として一室に住むことになる。
    世の中色々な人生があるよね的なお話。アパートの面々が面白く、住んでいて飽きなさそう。変な人たちばかりだけれど、悪い人は出てこなくて、そんな人たちとまったり日々を過ごしていく雰囲気がとても心地良かった。空き部屋にちょっとお邪魔したいくらい。

  • それぞれの部屋にはそれぞれの人生がある。
    それが緩やかに交錯していく。
    完璧じゃなくても
    100%じゃなくても
    思うようにいかなくても
    それでもいいんだなあ
    って思わせてくれる1冊。

    • 杜のうさこさん
      はじめまして。杜のうさこです。

      フォローありがとうございました。
      私の方からもフォローさせてくださいね。
      よろしくお願いします♪
      ...
      はじめまして。杜のうさこです。

      フォローありがとうございました。
      私の方からもフォローさせてくださいね。
      よろしくお願いします♪

      この本、早速読みたいリストに入れました。
      ブクログで新しい本棚さんとめぐり会う度に
      読みたい本も増えて、嬉しい悲鳴です♪
      2016/01/07
    • ortieortieさん
      杜のうさこ様
      ありがとうございます^ ^
      レビューを読むのも面白いです。
      また本棚参考にさせて頂きます!
      よろしくお願いします(^ ...
      杜のうさこ様
      ありがとうございます^ ^
      レビューを読むのも面白いです。
      また本棚参考にさせて頂きます!
      よろしくお願いします(^ ^)
      2016/01/08
    • 杜のうさこさん
      ortieortieさん、こんばんは~♪

      『花桃実桃』読みました。
      ortieortieさんの本棚で出合えた一冊。
      すごく良かった...
      ortieortieさん、こんばんは~♪

      『花桃実桃』読みました。
      ortieortieさんの本棚で出合えた一冊。
      すごく良かったです!
      大好きな世界でした。
      ありがとうございました。

      また遊びに来ますね♪
      2016/03/16
  • 花村茜、43歳、独身。
    父親の遺したアパート「花桃館」に住込み、管理人業を始める。

    ちょっと変わったアパートの、ちょっと変わった住人達と関わるうちに、なんだか人生開けてくる。
    『花桃実桃』、人生には、色んな味わいがある。

    何が大事か、誰の役に立ちたいのか、考えてみる時間がもらえた気がする。

  • 中島 京子
    中央公論新社 (2011/02)

    以前よんだ「小さいおうち」がとてもよかった
    これもなんかゆるくて気楽に読んだ
    40代の頃 う~ん 忘れたな(笑

    アパートの大家さんになった茜
    そして 住人が個性的
    飽きさせません

    ≪  墓地の前 日当たり良好 応相談 ≫

  • このごろは中島京子氏にはまってる。たまたま図書館の棚にあったのを借りてきたけど、とっても好みの作品でよかった。

  • 読みながらクスッと笑える箇所が随所にあって、作者のウィットに富んだ文章が心地良い。花桃館の住人達と管理人、茜の泣き笑いの一年が微笑ましい。タイトルの花桃のように、実はならないけど小さな花をたくさん咲かせる人生、あるいは美味しい実の成る人生、はたまた花や実ではなく地下茎で生きていく人生……自分はどちらなのかと、ふと読者を立ち止まらせ、そのどれにも温かい眼差しを向ける作者のやさしさが心和ませる。

  • 父が遺したアパートを相続した茜は勤めていた会社を辞め、大家としてそのアパートの一室に住むことにした。

    そのアパートに住むちょっと風変わりな人たちの暮らしぶりが淡々と描かれていく。

    中島京子さんは小さいおうちしか読んでない気がするけど、こんなにクスッと笑えるような文章書く人だったんだと、ちょっと意外だった。

    特に大きな事件が起こるわけでもない。
    大きなことと言えば、やっぱり茜と尾木君のことだろうか。
    ことわざ好きの尾木君と元ヤンの茜の会話も笑えた。

    ほっこりして微笑ましい。
    最後のページの文章がとっても素敵で心にしみた。

  • 花村茜43歳。シングル。父親が死んで遺産としてぼろっちいアパートを相続した。兄はさっさとマンションを持っていった。ちょうど同じ頃に会社から退職勧奨があって、残るのもつらいので退職して父の残してくれたアパートの管理人として住み込んだ。そのアパートの隣は寺で墓地に向いている。そしてそのアパートには「出る」という。この新しい人生で茜は何を体験するか。

  • 天性の世話焼きやし、大家さんに向いてはるわ。

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著者プロフィール

中島京子(なかじま きょうこ)
1964年東京都生まれの作家。『FUTON』でデビュー。著書に『小さいおうち』(直木賞)、『かたづの!』(河合隼雄物語賞・柴田錬三郎賞)、『長いお別れ』(中央公論文芸賞)等。2019年5月15日、新刊『夢見る帝国図書館』を刊行。

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