贖罪

  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043130

作品紹介・あらすじ

人はどう罪と向き合い、人は刑罰で変われるのか。罪と罰の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 「刑罰とはなにか」を考えさせられる1冊。
    出所後の受刑者の様子や更正の場の実情が丁寧な取材を通して描かれていると感じた。マスメディアの報道には被害者サイドに偏り誇張した報道が多い中で、どちらサイドにも偏らないように極力客観的な第3者の立場からの視点を大切にし、現状の問題点や課題を考えようとする姿勢が伺えた。
    やはり「刑罰=更正」にはならない現実、向き合い方は一人一人様々であり、更正の場でも「管理」がメインになってしまっている実情、でもその中でも「更正」している人たちがいる。そういった人たちはやはり何かの「きっかけ」があると感じる。それは自分自身を認めて、信じて期待してくれる人の存在なのかもしれないなと感じた。

  • 犯罪を犯した者が如何に自らの犯した罪と向き合っているかを描いたノンフィクション。

  • 著名事件の被告人からそうでない人まで、少なからぬ被告人やその周囲の人を取材した連載を集めた本。敢えてか偏らず、全般的に客観的な印象。
    体制で改善してくべき部分は当然少なくないと思うけど、刑事司法・矯正に携わる人達の意識や、被告人本人の気の持ちようで大きな差が出てくるんだなぁ…って思った。裁判の立場・場面で、どうやって、より良い方向への関わりをしていけるか。
    また通勤電車で大泣き。。。

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