風が笑えば

著者 :
制作 : 奥宮 誠次 
  • 中央公論新社
3.67
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本棚登録 : 69
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043277

作品紹介・あらすじ

『サラダ記念日』から25年、人生の秋を迎えた俵万智が女性として母としての今を歌う。東日本大震災後を綴る書き下ろしエッセイも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 写真先行の歌集だそうで面白い試みだと思った。
    大震災のあとの刊行ということで、最近だと思ったら2012年。そりゃそうなんだけどびっくりしてしまった。時が経つのは早い。仙台から避難して沖縄に行った話があったかど今はどうされてるんだろう。

    いくつかは名刺SSを彷彿とさせられて、やっぱり親和性はあったのだなと思った。

    911.1

  • 万智さんの短歌集の中でいちばん好きかも。中古で購入。

  • 1962年生まれ俵万智さんの「風が笑えば」、2012.2発行、写真は奥宮誠次氏です。春夏秋冬、たおやかな万智さんの感性が輝いています。

  • 写真が素敵です。
    それに添える形で俵万智さんの短歌が記載されています。
    肩に力が入ってないかんじで、ふわっとあたたかいイメージなので、読んでいて癒されました。
    お子さんへの愛情が感じられて、もしも子どもが生まれたら読み返してみたい一冊です。

  • あんまり心に響かなかった。

  • はんとうに、人生は⁇?だらけだ、と思う。
    自分なりに答えを出していくしかないけれど、
    それが正解だったのか、確かめる術さえないことも多い。
    あともどりして、もうひとつの道を選びなおすことができないとなから、しかたない。

    けれど結局は、これでよかったのだと思えるよう、一日一日を積み重ねていくしかないだろう。
    忘れられない春になってしまった。

    会うならば ある日五月の雨上がり 水玉模様のワンピース着て

    紫陽花の花言葉何と知らねども 「待つ」という語を想ふ六月

    ひとりじめ できない人を5分だけ ひとりじめする コーヒータイム

    ランチでも ディナーでもなく 朝ごはんを 一緒に食べる 人になりたい

    水色の 風生みながら 走りゆく 少女が開く 朝のカーテン

    これまで、写真というのは、瞬間を切り取るものというイメージが強かった。けれど、物語を内包し、見る人を旅に連れ出してくれる写真というものもあるのだなと知った。私の心は躍り、揺れ、旅をし、そして沢山の歌が生まれた。

  • 子どもが生まれてから、歌が変わったなと思う

  • 少しずつふくらんでくる思いあり桜の季節にえらぶ便箋


    会うならばある日五月の雨あがり水玉模様のワンピース着て


    青空の青と同じく吾輩は猫であるなりここにいるなり


    無垢、無邪気、無心、無防備
    笑顔とは無から生まれるものと思えり


    ランチでもディナーでもなく朝ごはんを一緒に食べる人になりたい


    背中からあったかくなる日だまりを分けあいたいね、恋でなくても

  • 『サラダ記念日』の俵万智が震災後に奥宮誠次の写真を見て詠んだ短歌集。写真と短歌の絶妙な距離感からくる美しさを感じられる一冊。
    熊本学園大学:職員 (みーちゃん)

  • 3.11のことにも少しずつ触れながら書かれているがメインは写真家の写真に俵万智さんが短歌をつけていくこと。
    景色に関しての俵さんのつむぐ言葉はとても素敵で、時間のある時にゆっくり読んでいきたい作品。

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