桜花の記憶 (河野裕子エッセイ・コレクション)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043789

作品紹介・あらすじ

病んでいても健やかな歌を作りたい-死の十日前に綴られ、死後発表された「実作教室」、そして歌を詠む人へのメッセージを収録。若き日から死の直前までの心に沁み入る七三の掌篇。

感想・レビュー・書評

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  • 一昨年亡くなった歌人河野氏のエッセイ集。

    かなり古い(1974年)ものから、亡くなる10日前に書かれ死後発表されたものまで、幅広い年代のものが収録されていた。
    1990年代後半以降のものは、既読のものが結構あったかな。

    彼女の詠んだ歌が素晴らしいのはもちろんだが、エッセイも大好きなので、たまたま図書館で本作を見かけて即日読了。
    巻末の著者略歴を見れば、奇しくも著者の命日であった。

    余談。
    1989年のエッセイで、家族で宿泊した信州のペンション「きのこ」で偶然カメラマンの伊沢正名氏にお会いした、というくだりがあってちょっとびっくり。私が昨日、本作と一緒に図書館で借りだした「粘菌」のカメラマンではないか。あらまあ。
    ちょっとした偶然だけど、著者ではないが「不思議なご縁で」というところ??

  • 繊細な歌をつくるイメージのあるひとでしたが、それはひとつの側面に過ぎなかった。実際はかなり骨太で、根幹的で、強い想いと響きのある歌をつくるひとだったのだ。
    ライフステージのどこにいるかによって、どのように作品が変わっていくか、なんとなくわかった。受け継がれた遺伝子は、今後どのように花開いていくだろう、楽しみである。

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