桜花の記憶 (河野裕子エッセイ・コレクション)

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  • 中央公論新社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043789

作品紹介・あらすじ

病んでいても健やかな歌を作りたい-死の十日前に綴られ、死後発表された「実作教室」、そして歌を詠む人へのメッセージを収録。若き日から死の直前までの心に沁み入る七三の掌篇。

感想・レビュー・書評

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  • 河野裕子さんのエッセイ集の2巻目。27歳での作品から最晩年のものまでが幅広く収録されている。とくに最晩年の作品には、「長女の結婚」や創作・批評の心構えなど、これだけは遺しておきたいという強い意志を感じた。

    長女である永田紅さんの「あとがき」によると、執筆場所は食卓だったとのこと。たしかに、河野さんの文章には書斎で書かれたものとは違う何かがあるように思う。

  • 一昨年亡くなった歌人河野氏のエッセイ集。

    かなり古い(1974年)ものから、亡くなる10日前に書かれ死後発表されたものまで、幅広い年代のものが収録されていた。
    1990年代後半以降のものは、既読のものが結構あったかな。

    彼女の詠んだ歌が素晴らしいのはもちろんだが、エッセイも大好きなので、たまたま図書館で本作を見かけて即日読了。
    巻末の著者略歴を見れば、奇しくも著者の命日であった。

    余談。
    1989年のエッセイで、家族で宿泊した信州のペンション「きのこ」で偶然カメラマンの伊沢正名氏にお会いした、というくだりがあってちょっとびっくり。私が昨日、本作と一緒に図書館で借りだした「粘菌」のカメラマンではないか。あらまあ。
    ちょっとした偶然だけど、著者ではないが「不思議なご縁で」というところ??

  • 繊細な歌をつくるイメージのあるひとでしたが、それはひとつの側面に過ぎなかった。実際はかなり骨太で、根幹的で、強い想いと響きのある歌をつくるひとだったのだ。
    ライフステージのどこにいるかによって、どのように作品が変わっていくか、なんとなくわかった。受け継がれた遺伝子は、今後どのように花開いていくだろう、楽しみである。

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