西洋史学の先駆者たち (中公叢書)

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  • 中央公論新社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043987

作品紹介・あらすじ

明治以来、西洋は私たちの国の「近代化」のモデルであり、さまざまな「西洋事情」が書かれてきた。「洋書」の翻訳・翻案の類は山のようになされてきたわけだが、西洋の歴史と文化を学問的に、つまり厳密な手続きにしたがって明らかにするという作業が始められたのは、ようやく二十世紀に入ってからのこと。本書はその先駆者たちの苦難の歩みの一端を明らかにするものだが、広く戦前の「学問と社会」に孕まれていた問題点をも考えていく。

感想・レビュー・書評

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  • 230||Do

  • 原勝郎は喝の名手。その一喝に怯んだ学生もよりいっそう尊敬した学生も、すでに鬼籍の人。それでも、いまでも京都大学には、勝郎の面影、「原喝」の余韻がのこっている(はず)。あなたが古書を紐解けば、伝説の一喝が大迫力でこだまするかも!

    坂口昂によれば、「君の怒は如何なる場合であっても、只だその場限りであつて、霹靂一声、雷雨一過すれば、その跡は満天の光風霽月、些の陰翳だも残さなかつた」。(本書p.36)

    懐かしき人なり。

    (勝郎が一高時代、九鬼周造に落第点をつけた逸話は、高橋英夫『偉大なる暗闇』を参照あれ)

  • 日経新聞夕刊 7/25 エンジョイ読書 井上章一選

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。小樽商科大学卒、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科教授を経て、一橋大学名誉教授。社会学博士。専門はロシア社会史、史学史。おもな著書に『ステンカ・ラージン』『ロシア近世農村社会史』『岐路に立つ歴史家たち』『ピョートル大帝とその時代』『よみがえるロマノフ家』『図説帝政ロシア』『西洋史学の先駆者たち』ほか。

「2016年 『興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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