- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120044151
感想・レビュー・書評
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人と通じ合えるって、そして自分の居場所があるって、そう思えるってなんて素敵なんだろう。
梢恵が文吉さんにいってもらったことば。
p318 「この子なんて言ったと思う・・・私も手伝うって言ってくれたんだよ。・・・一緒にやりますって。・・・感動したってわけさ」
社長の片山が、梢恵を送り出したことば、
p366 「大切なのは誰かに必要とされることじゃないんだ。・・・お前が本当の意味でこの会社を必要としてこなかったんだ。・・・せっかく入ってきてくれたのにこの会社はお前に働く楽しみも生きる喜びも何一つ教えてやれなかった・・・。」
いい人ばっかりだ。
仕事するっていうのは生きるってことに重なると思った。
ああ、面白かった。農業っていいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までの本と雰囲気が違う。
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農業、震災、エネルギー問題を、適度に軽く農業女子の成長物語として描いていて、非常に読みやすくて面白かったですね。
改めて、誉田さんは女性主人公のライトな成長物語は非常に上手だなと感じました。 -
普通に読んでいて楽しくなった。
だめな東京の社員だった瀬戸が、農業の面白みにはまっていく姿が楽しい。
それになにより、人間らしい生活を大切にすること、規則正しく生きること、家族の団欒を大切にすることは今の私と共有するものがあって、とても良かった。
必要とされている場所を求めるよりも、自分が楽しいんで生きる場所を探すことって大切やな。
俺はけっこう周りに環境があって幸せだな。 -
読んで良かった。「生きるぼくら」を読んだ母が、次に選んで読んだ本で、帰省した際、借りて読んだ。農業やってみて楽しかった。なるほど。
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片山製作所で事務の仕事をしていた梢恵。
社長命令で、バイオエタノール用のコメを作ってくれる農家を探しに長野へ行く。
農業の事を何も知らない梢恵は、農業法人で手伝いを始める。
バイオエタノールは物語の入り口で、大きな位置を占めるのは農家の仕事であり、農業に向かう姿勢だ。 -
山本幸久さんのお仕事小説を読んでるのかと途中で錯覚するくらい、割とありがちな“お仕事小説&成長物語”でした。とはいえ、今まで気にしていなかった農業のアレコレが分かったり、東日本大震災の描写に涙したり、気持ちよく読了しました。やたらと恋愛を持ち込んで読者に媚を売ろうとしない所も好印象でした。
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農家で研修する女の子の話。
作物を作ることの大変さ、大切さを教えられるとともに、
誰かの役に立ちたいと思わされる話。
自分自分でなく、ひとのために動きたくなる -
■ 1321.
<読破期間>
2013/2/28~2013/3/7 -
梢恵さんがあまりにもいらいらさせられるタイプの女であるのもかかわらずどんどん物語に引き込まれていった。君江さんが素敵すぎるう。しかし農業でこんなに読んでて楽しいとは驚き。二人の社長が要所要所しめてるのもよかったかな。