空より高く

著者 :
  • 中央公論新社
3.47
  • (28)
  • (95)
  • (116)
  • (23)
  • (2)
本棚登録 : 713
感想 : 121
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044236

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほんとに重松さんの作品は心にパワーをもらえます。
    廃校前の生徒と教師・父と息子・友との関係を通し、成長する青年のお話です。
    涙あり、笑いありの作品の中に、生きるパワーをもらえる作品です。
    大人でも無理してかっこよく生きる必要もなく、毎日美味しいご飯が食べられて、ぐっすり眠れて、何かに一生懸命になれて生きていけたらいいんだなって思える作品です。
    もうこの熱いおやじパワーの重松ワールドにはまちゃいます。

  • 『レッツ、ビギン!』
    この言葉は、今の歳になって身に染みて大切さがよく分かる。何かを始めること、その時その時に自分がしてきたことの証があることはとっても素敵なことだ。大人の一歩手前にいる高校生たちが、少しずつ先生の影響を受けて精神的に変わって行く様がいい!大人に言われてすると言うことに反発しがちなのに…。『大人』を受け入れてこそ、『大人』になれるのかもしれない。
    親子愛を描く重松さんの作品もいいけど、たまにこんな青春ものもいいかも。

  • うーん

    これは正直微妙…

    よんでても面白くないっていうか…

    なんかすみません

  • ニュータウンの人口が減れば自然とその地域の学校も閉鎖になるわなぁ。
    自分の学年が最後の卒業生というのはなんか寂しい。
    だって、後輩が存在せず、1年1年生徒が少なくなっていくんやもん。
    そこへ第1期生の熱血先生がやってきたら…。こんな熱い先生って今どき存在しないのかもしれないけれど、出会えたら心に残る先生になること間違いなし。
    いいな、青春。

  • ■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。重松清ファン必見! http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/

  •  読んで良かった。久しぶりの重松清さんのお話。楽しかった。ヒロインが、
     とても良かった。これも、通勤で嗚咽が溢れそうになった。今月は、涙腺
     もののお話が多くて、とても良かった。

  • 読了した重松作品の中で一番ニタニタしながら読んだ作品
    軽~く読めて楽し~くてがんばろーって気持ちになる
    今まで読んだ重松作品は心の《内》にグッとくる【静】の作品が多かったのですが
    この作品は
    『やろうよ!考え込むのであれば!!やってみようよ!!!」
    っていう【動】の作品
    《外》にむかって行動してみようよって感じ
    こういう重松清も好き!!
    一番印象に残った言葉【ダシ】
    隠し味の【ダシ】
    社会において黒子のような人物も大切だってこと
    縁の下の力持ち・・・いなけりゃ困るよね、味気ないよねって
    http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-215.htmlより

  • 廃校が決まった高校の最後の3年生と熱血先生の青春物語。青いねぇ。生臭いまでに青いけど、人は皆若かった頃があるわけだし、その頃のちょっと恥ずかしかったことを思い出しながら読むと、何気に(ジン先生だけに)ジンときます。下手な洒落ですんません(笑。

  • 読売新聞夕刊に連載されたものに加筆して単行本化。
    まずは装丁。天地、小口がぜんぶ青!。表紙もラストシーンのように青空にディアボロが飛んでる。

    廃校になる高校の最後の学年の生徒たちが、一期生だった教師の「レッツ・ビギン」に煽られ、卒業を控えてそれぞれのスタートを捜す青春小説。笑えて泣けて、楽しめる。

    若い読者の背中を押してくれる本だ。
    おじさんの読者には、青春の後悔のほろ苦さにちょっとだけ甘みを加えてくれるかも。


    父親が弾き語る『夜空のムコウ』を聴いて、主人公はこう思う。
    (以下引用)
     未来--僕は「あの頃」をどんなふううに振り返るのだろう。オトナになった僕は、「あの頃」のなにを忘れて、なにを覚えているのだろう。そして、未来の僕は「あの頃」とどこが同じで、どこがかわってしまうのだろう。
     全然変わりたくない。ぜんぶ覚えていたい。でも、きっと、僕はたくさんのことを忘れて、けっこう変わってしまうのだろう。それでも、なにかが同じで、何かを覚えていて、そこにヒコザやドカや、ムクちゃんが、いてくれたら--。

  • 後悔を恐れるな!
    「やらなかったこと」ではなく、「やっちゃった事」に対する後悔を!

    いいですね。子供でなくても勇気づけられる言葉ですね。

    この本も元気がわいてきます。

全121件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×