花見ぬひまの

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 57
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044281

作品紹介・あらすじ

高杉晋作の愛人おうの、二人を匿った野村望東尼、女流俳人・田捨女…時代の流れに咲いた、七つの恋。名手が描く時代小説集。

感想・レビュー・書評

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  • 「花見ぬひまの」は、数々の時代小説を手掛けてきた諸田玲子さんの短編集。激動の幕末に、密かに恋の花を咲かせ激しく生きた女たちを描きます。

    高杉晋作とその愛人をかくまった尼僧の野村望東尼や、女流俳人の田捨女・・・実在の人物と、恋と、仏の教えとが織りなす彩り豊かな物語。安部龍太郎さんはこの短編集が諸田さんの「新たな境地だ」と高く評価します。

    続きはこちらから
    annex ~『直木賞作家が薦める本』 ~:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
    http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/02/post143381.html

  • とてもしっとりした連作短編集。
    どのお話にも尼さんが出てきます。
    高杉晋作が気になって調べたら、史実とちゃんとリンクしてあっておもしろかったです。

  • 7つの恋の話。
    尼さん、俳諧が絡む。

  • 表紙を見て、あ!、「奸婦にあらず」と同じ人の絵だ!とちょっと嬉しくなる(笑)。
    内容は短編。
    いずれも個性ある女性が登場。
    時代の大きな変化や、大きな事件、当時のしがらみに縛られ翻弄される女性ばかり。

    諸田作品には、私には大きなアタリハズレがあって(笑)、これはアタリ。
    キリッとした女性が多かったのと、後味スッキリが多かったからかな。

  • せつなくあるいはほんのり温かい話が数編。時代が変わってSNSやメールで簡単に想いが伝えられるような世の中でもこういう気持ちを慮れる心を持っていたい。

  • 表紙の女性は非常に艶っぽいけれど、全てに尼さんが多かれ少なかれ出てくる短編集。今ドラマの薄桜記にハマっている私としては、この中の「待ちわびた人」が興味深かった。吉良邸討ち入り後の吉良様方のある女性を描いたお話。やはり赤穂浪士の討ち入りは後日談まで理不尽なんだなあ。。。

  • 「中央公論」に掲載した7短編を単行本化。

    すべて尼さんが主人公か重要人物。
    第1話と第7話が野村望東尼と高杉晋作の恋人おうのの話で、
    連続している。野村望東尼は幕末の尊攘派の志士を支援した
    日本史の教科書にも名前が出てくる人物だが、脇役としては
    描かれても、主人公として書かれた作品は少ないのではないか。

    「女三界に家なし」と言われた封建社会に、比較的自由な立場で
    生きられた女性像を描いている、作者らしい作品。

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